山本祥一朗の酒情報 -84ページ目

山本祥一朗の酒情報

山本祥一朗の酒情報

11月14日に椿山荘で行われた東京一ノ蔵を楽しむ会に出た。36回目になる今回も盛況だった。「ひめぜん」から「すず音」へと進んだ人気の酒は故・鈴木和郎氏などとご一緒したシャンパーニュのドン・ペリの本拠地などを巡ったのがヒントとなった。さらには、ご一緒にマディラ島を訪ねた際の体験が次に用意されている酒だとも聞いた。

日本醸造協会誌の2004年2月号に「酒精強化酒を現地で考える」と題して私が4ページ書いているが、鈴木氏が「マディラのような日本酒を造ってみたい」と私に言っておられたのを思い出す。鈴木氏は67歳の若さで亡くなられたが、その熱心な研究心は今も会社に脈々と引き継がれている。蔵元の今年はいろんな部門での賞を受けている。

純米大吟醸・松山天をはじめ智恵をしぼった酒の数々に感じることの多い酒宴だった。なお、松山天の酒名について「どうしてこの酒名なのですか?」と訊かれることがある由で、それは蔵元のある場所の地名。それを載せたのが写真。

前に出した拙著『酒つながり』(社会評論社)に、藤本義一さん司会の『11PM』での田中小実昌さんのことを書いた。この番組の別の機会には写真にあるような出演者と酒談義をしたこともある。

番組が終わって藤本さんと飲みに行ったことがあった。その時、藤本さんが二日酔い解消法として面白い話をしていた。

藤本さんは二日酔いにはあまりかからないという。30歳くらいの時にライフルが暴発したことから左の耳が聞こえないそうで、酒を飲んでいると音がするというのだ。そこで止めておけば二日酔いしないとか。これは医師によると三半規管が血中濃度みたいなもので感じるらしいというのだが、それでも二日酔いした時は大根おろしを大量に流し込むと治ると言っていた。

藤本さんの祖父が話していたのは、壁土を掻いて粉にして飲めば治るとか。といっても壁土を飲むのはねえ……と苦笑いしていたのを思い出す。
(写真の左から2人目が筆者)

朝7時からBS-TBSで『大地』(テマン)が放送されていたが11月に終了した。これを撮影しているのが韓国民俗村で、朝鮮王朝時代の生活様式を再現したもの。100万㎡ほどのところに昔の韓国の家屋260軒ほどが移築されていて、当時の服装をした人々が住んでいる。

ここで撮影されたのが『大地』で、ここへは韓国へ行く度に立ち寄っている。写真の左上は民族衣裳でサービスしてくれる光景。
左下は抱き枕、右上は園内にある醸造所で、右下はそこで造られているマッコリ。下はツアーを組んで見学した際の一同の記念写真。