山本祥一朗の酒情報 -56ページ目

山本祥一朗の酒情報

山本祥一朗の酒情報

出版界もここ数年で大きく変わりつつある。週刊誌は、『がん』を書いた大橋巨泉によると「週刊現代」と「週刊ポスト」が反体制派、「週刊文春」と「週刊新潮」が右寄りということだが、近頃ではそうでもなくなった。

何しろお笑い芸人の本が250万部を超えたとか、幼児殺人者の手記がよく売れたなどの話題が続発している。

岩波書店といえば老舗中の老舗で、カタイ本では定評のあった版元が、お笑い漫才の本など出したかと思えば、最近では新聞広告などをしきりに出すようになった。

藤原紀香というモデル上がりの女優が話題を集めていた頃に『藤原主義』を出し、さらにお笑いタレントと結婚した際には結婚式の引き出物に間に合うようにと『紀香魂』を出した幻冬舎は、彼女が離婚した話の本を出すつもりはない。もうすっかり話題を集めなくなった女優では売れないのだ。

ところで酒の本だが、この話は長くなるのでいずれ別の機会に書くとしよう。
(左が週刊誌評を書いた大橋巨泉の本、右が岩波書店の本のカット)

左上のベイスターズの樽は、その蔵元が廃業した。私は松竹ロビンス、大洋ホエールズ時代以来のファンだから、どこぞで造りを始めてほしい。

その右は慶應の応援歌「若き血」で橘倉酒造のもの。「都の西北」という早稲田の応援歌の酒もあったが、竹下登総理健在の頃で今は無い。

その下は秋田の「まんさくの花」の酒蔵。ここの杜氏は黄綬褒章を受章したこともあって、今年まで4年連続の全国金賞受賞蔵でもある。

その下は埼玉県「力士」の見学者用の表示。

その左は冬期間ドイツへ行った時にビールをお湯につけて出されたもの。日本では見られないビールの燗である。

その下のローソクはヨーロッパではよく見かける光景で、ローソクはそれだけ生活に浸透している。その一番下は成都のホテルにあった洋酒。よく揃えている。

右上は静岡県の「開運」へ行った時、近所の酒販店の店頭で、いかに地元愛で売られているかがわかる。

その下は韓国での酒造りのミニチュア。

その下はプラハの町中で、自分の顔をモデルに絵を描いて売っている男。似顔絵を描いてくれる。

一番下は紹興の工場にあった説明文。

先月のWebに「サザエさん」の話で、「何年たっても変わらない味」を書いた。写真の左上は紹興へ私と同行した「二階堂むぎ焼酎」の先代社長で、この人の姿勢もまさに、変わらぬ旨さを続けて売れている好例だろう。

その下は栃木県大田原の「天鷹」の蔵の内に掲げてある先代社長の酒造りの姿勢であるが、今でも蔵元の方針は変わっていない。このように変わらぬものこそが永続のコツである。

その下は西郷の「沢の鶴」の資料館で、観光コースにも入っている。中の資料の充実ぶりは見事で、このような資料館が都心にもできないものかという話は、日本酒で乾杯推進会議の百人委員のコラムにも書いた。

右上は、酒文化研究所が催したハンディなコップ酒の審査会で、「いいと思う酒を選んでほしい」と参会者に呼びかけられている時に私が薦めた酒だが、これが優勝だった。
(撮影・鈴木潤カメラマン)

下は関信越のきき酒会の初回に受付に出た看板。今では見られない。