わが国へ来る外国人に純米酒を飲ませて感想を訊いたことがあった。これはそのうちの一部の人たちである。
左上はドイツ人で、モーゼルワインに通じるところがあると好意的だった。なるほどモーゼルの雰囲気の細かな部分に似ているか。
その右はイタリア人で、やたらに褒めてくれる。そんなに気に入ったのなら土産に持っていったらと言ったら、「くれるなら有難い」とか。
中の左のイギリス人は、香りだけ褒めてくれた。あまり飲まないというが、この程度ならいいという。
その右のやはりイギリス人は、食後酒としていいという。食中酒としてはどうかといったら、アルコールの強さからいうと食後酒ではないか、と言った。
下の左は、吟醸香がいいと褒めたフランス人。
右のギリシア人は日本滞在が長いが、この酒は高いんだろうと言った。普段はもっと安い酒を飲んでいるとか。