料理のサービスにワインなどが付くサービス | 山本祥一朗の酒情報

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写真がわが国でもおなじみの小便小僧だが、これの本物があるのがベルギーのブルッセル。敵が攻めてきて町に火を放つべく導火線に火を付けた。それを小便で消した子供がいたことで町が救われた、という故事による。

その小便小僧のあるグラン・プラス広場の近くに「食物横町」という通りがあり、手軽なレストランが密集している。その中の「レオン」という店に立ち寄った。名物のムール貝やロブスターからウナギの類まで魚介類は豊富だし、仔羊や牛、鶏などの肉類も安い。そんなお定まりの料理を頼むと、そのサービスとしてビールなら330mlで2本、ワインなら750mlで4分の1、水なら330mlで2本が付く。つまり料理のオマケに飲み物が付くというわけだ。

そこでウナギを注文して出て聞いたのが写真である。わが国のウナギの蒲焼きを知る舌には、なんとも大雑把な味で、八目ウナギを焼いただけのもの。口直しにムール貝のエスカルゴを頼んだ。こちらはパセリのみじん切りをまぶしてあるなど、気が利いていた。