年賀の挨拶状にも書いたが、「あれを書きたい、これも書いておきたい」の心境は変わらない。
酒のことについては「酒販ニュース」などの情報誌以外にもいろいろなところから入ってくるが、書きたいが今は書けない、という情報もある。
例えば、ある県ではその会長(代表)を選挙で決めているが、ある年に落選した。それというのは、その土地の商工会議所が依頼して造りを頼んだ酒は、その県全体の蔵元の酒に対するものだったが、その時の会長は自分のところの造りだけを収めた。それが後に発覚して当然問題となり、会長を下された。これなんぞ実名で書けば読む側は面白いだろうが、下された当人のメンツは丸つぶれになる。このような話はいろんな方面から入ってくる。それらを集めて書けばベストセラーになるだろうが……。
いずれにせよ、「酒」とは終生付き合わねばならないが、酒以外に面白い本を読んだのが次である。