今回は競馬本の王道、名馬・名勝負物。
シリーズ物の2冊をまとめて紹介する。
「平成名騎手名勝負」
著者:渡辺敬一郎
発行元:(株)講談社
発行日:2003年2月20日
平成の名勝負を、騎手の心理を中心に描いている。
◎平成14年・安田記念:後藤浩輝(アドマイヤコジーン)
◎平成11年・牡馬クラシック:和田竜二(テイエムオペラオー)、武豊(アドマイヤベガ)、渡辺薫彦(ナリタトップロード)
◎平成3年・牝馬クラシック:松永幹夫(イソノルーブル)、岡潤一郎(ノーザンドライバー)、武豊(スカーレットブーケ)
◎平成6年・有馬記念:南井克巳(ナリタブライアン)、中館英二(ヒシアマゾン)
◎平成7年・牡馬クラシック:岡部幸雄(ジェニュイン)、小島貞博(タヤスツヨシ)
◎平成7年・牝馬クラシック:安藤勝己(ライデンリーダー)
◎平成11年・牝馬クラシック:福永祐一(プリモディーネ)
◎平成8年・牡馬クラシック:四位洋文(イシノサンデー)、藤田伸二(フサイチコンコルド)、武豊(ダンスインザダーク)
平成の括りなのですべて自分が知っている(馬券参戦している)レースで、読み返して懐かしい。
「強すぎた名馬たち」
著者:渡辺敬一郎
発行元:(株)講談社
発行日:2004年2月20日
続いては1年後発刊の名馬物で、8頭が描かれている。
◎スピードの化身・サイレンススズカ
◎最後のステイヤー・ライスシャワー
◎強靭な競走生命・キーストン
◎ダービーを勝つために生まれた馬・トキノミノル
◎心臓が止まっても走り続けた不沈艦・サチカゼ
◎百万ドルの美しさ・シャダイソフィア
◎天才にして狂気・ハマノパレード
◎不運の良血馬・マティリアル
自分が競馬を始める前の古い馬も数頭いるが、すべてに共通しているのがレース後かレースの数日後に死亡したこと。
今回紹介した大半は自分がリアルタイムで知るものだが、こういった名馬名勝負物は、自分の知らない時代の競馬を知るのに実に良い。