学校に通い始める際に、真っ先にどうしようかと思った事。
それは名前(名字)です。
離婚も出来ていない状態で、前の名字のまま。
でも離婚は絶対にする意思があるので名前はいずれ変わります。
この時は、連絡も取らず本人にも会わずどうやって離婚出来るのかも全くわからない状態だったので、もちろん離婚が成立する時期なんて予想もつかない状態でしたが・・・。
急に引っ越して来ただけでも子供達には負担なのに、学校に慣れてお友達に名前を覚えてもらった頃に突然名字が変わるというのは、お友達もとまどうだろうし、その事で友達から何か言われたりする事はもっと負担になると思いました。
前の名字のままという手もありましたが、子供達は「絶対に前の名字は名乗りたくない!早くお母さんの名字になりたい!!」と言っていました。
悩みましたが、市役所の学務課で転入手続きをしている時に、事情を話して最初から私の名字で転入する事は出来ないかとお願いしてみることにしました。
実際の名前は以前の名字だったので駄目元でしたが承諾して下さり、私の名字で手続きしてもらえる事になりました。
一安心したら、また次の心配。
子供達はずっと以前の名字で過ごしてきたので、急に名字を変えてしまったら混乱して学校で間違えてしまったりするのではないかという事です。
とても心配していた中、案の定上のお兄ちゃん(5年生)は前の名字と今の名字で混乱してしまっていたようで、書く度に名字が違っていて担任の先生から「あの~・・・名字は○○と○○どちらが正しい名字なんでしょうか・・?」と言われてしまいました。
今までずっとそれで過ごして来たんだから間違えるのも当たり前です。
私だって数々の書類で何度も間違えまくっていましたから。
そんな中、下の妹(1年生)・・・
一度も名前を間違えない。完璧なんです。
これに関しては、凄いというより物凄く心配でした。
いくら上の子より前の名字でいる時間が短かったとしても、人に名前を聞かれるとフルネームでしっかり返答していたし、幼稚園も名前をちゃんと書かせる幼稚園だったので、もうすっかり記憶されていたはずです。
でも一度も間違えない。間違えないという事は、ずっと間違えないように常に気を張っていたんだと思います。
小学生になったばかり。しかも転校でいっぱいいっぱいだったろうに・・・。
いずれ経験する事だったとはいえ、子供達にそんな事にまで気を張らせてしまって心苦しい思いでいっぱいでした。
暫く経って、新しい名字にもだいぶ慣れてきても現実はまだ前の名前のまま。
病院などにかかる時は前の名字で呼ばれてしまいます。
その度に子供達は嫌だと言っていて、何ともいえない顔をしていました。
私は1日も早くきちんと名前を変えてあげなければと強く思いました。