2014年5月12日㈪。子供達がいよいよ新しい学校へ通い始めました。

私も一緒に登校し、校長先生と担任の先生に挨拶したり、書類を書いたりしました。


子供達がそれぞれの教室に入ると、予告もなく半端な時期の突然の転入生だったので、二人ともあっという間に皆に囲まれて凄まじい質問攻めにあっていました。



小1の娘は、優しくしっかり者で少し慎重なタイプ。

小5の息子は、優しくマイペースなのんびり屋さんで誰とでもすぐに気さくに話せるタイプ。


転入前にあまりにも一気に色んな事が起き過ぎたので、子供達の精神面がとても心配でしたが、何とか乗り越えて学校にも慣れてくれれば良いなと願っていました。



そんな中、転入2日目。

娘が学校に行きたくないと言い出しました。



理由を聞いてみると・・・「先生が怖い」



娘の担任の先生は女性だったのですが、私から見てもいつも眉間にしわが寄っていて顔がまず怖く、怒り方も感情的で1年生の担任にしては確かに怖い感じの先生でした。

それにしても、まさか先生が怖いと言い出すとは予想もしていませんでした。

自分が怒られている訳ではないのにとにかく怖いと言います。


今はそう言っていても、そのうち慣れれば大丈夫だろうと思っていましたが・・・

そううまくはいきませんでした・・・



その日から私にしがみついて離れなくなってしまい、朝も通学班に送りだしても物凄い力でしがみついていて私から離れず、なだめても突き放しても駄目。

結局通学班にまじって毎朝学校まで行く羽目に。

学校に着いて下駄箱でも全く離れず、教室まで連れて行き、私が帰ろうとするとまた強くしがみつきの繰り返し。

朝のチャイムが鳴り、お友達が一緒に行こうと声をかけてくれても離れず、最終的にむりやり副担任の先生に引き剥がしてもらい、泣きながら教室へ向かう。そんな毎日でした。



私から引き剥がされた後の娘。私と離れて姿が見えなくなってしまえば、後はもう何事も無かったように授業もしっかり受けられるとの事だったので、それだけは安心でした。

そして帰りには笑顔で帰ってきました。



その笑顔を見て、朝はダメでもなんとか大丈夫だなと思っていると、夕方~夜にかけて突然ポロポロと涙を流したり。

私に出来る事は毎日ゆっくり話を聞いてあげる事だけ。

話をしていると、その時は落ち着いて「明日の朝は頑張れる!!!」と力強く言う娘。

でもやっぱり朝になるとダメで・・・

そんな毎日を繰り返していました。



引っ越してきてからもあの男が追いかけてきて私達に何かするんじゃないかとか色々な事が不安な中での転校。


とても不安定な精神状態だったのだと思います。

以前の普通の精神状態なら、先生が怖かろうが何だろうが元々そんな状態になる子ではありません。


幼稚園の時も、小学校に上がった時も、私との別れ際に泣いたことなど一度も無く、振り返りもせずにさっさと行ける子でした。


私もさすがに毎朝うじうじとされてイライラしてしまったりした事もありますが、子供は様々な不安からそうなっていて、私生活においてその原因を作ってしまったのは親である私なので、そんな子供に対してイライラするなんて間違っていると思い、なんとか穏やかに接する事が出来るようにと努力しました。



そんなこんなで、結局転校した日から1年生の2学期終了まで毎朝、学校まで一緒に行く事になってしまいました・・・。



そんな状態だった娘。1年生の3学期になり、初日からいきなり私がいなくてもすんなり学校に行けるようになりました。



何が起こったのでしょうか??



娘が恐れていたその担任の先生は妊娠していて、3学期から産休に入るため別の先生に変わったのです!


という訳で、怖い先生がいなくなったその日から、今までのは何だったの!?という感じで毎日元気に登校するようになりました・・・。



現在娘は2年生になり、学級委員をしたりして元気いっぱい。

お友達も沢山出来て充実した学校生活を送っています。