妄想 | 蒼空日記

蒼空日記

しあわせダイアリー



私の知ってる、小さな小さな枠の中の事しか教えてあげられないけど、私は、娘に伝えます。

それでも、それでもそれでも、
生まれ育ったこの国、
この土地が、大好きだと。




出会えた、たくさんの人。
育ててくれた、
お父さん、お母さん。
妹、弟。
友人、
先祖。

今ここに、私がいる事。
腕の中には、娘と息子のぬくもりがある事、
それは、勘違いでも間違いでもなく、
とっても、とっても、幸せな事。


大切な、いろんな事を、知ろうとせずに通り過ぎて来た。

あまりに、幸せだったから。

疑いもしない。
それは、
この山も海も坂道も、
お父さんとお母さんの笑顔も、
ずっと、そこに在ると、
いつもそこにいて、見守っていてくれるものだと、迎えてくれるものだという事。


こんなちっぽけな島国に、
たくさんの時限爆弾。
こんなちっぽけな島国に、
あふれんばかりの愛。


もう、何処へ逃げても、
逃げても逃げても逃げても、
何一つ振り払う事などできないのでしょう。
自分自身を逃れる事など、
できないのでしょう。


すべてに、寿命がある。
当たり前に在る風景やぬくもりも、愛しく、あまりに儚い。
失う恐怖に怯える。
焼きつく記憶の中生きる他なくても、
せめてその時がくるまでは、
震えながら、笑いながら、
愛して、生きたい。


この時代を選んで生まれた私。
歴史を紐解いたところで、
湧き出る感情に潰されるだけで、何も変わりはしない。

この手の中の愛を手放さない。
それだけ。



画面に映る、つみをおかしたひとたち。
目線を落とす。
名前を見る。
その名前に込められたはずの、たくさんの愛情を探す。
あなたは、愛されてた。
恭しいあなたの誕生に、どれだけの人が力を貰えた事か。

今は何かで覆い被されている、
心の奥の奥の奥にある何かに、
気付いて欲しい。

奪った命
奪おうとする命

遠い目をして、そこに辿り着こうとする前に、
目の前の命に気付いて。
そのかなしい武器やお金の無意味さに気付いて。


手をつなぐ事はもう、
できないのだろうか。

国境
目の色
肌の色
歴史
わだかまりを捨て、
ただ、人を愛する事はできないのだろうか。


この時代に、
この場所に、
産み落とされたひとつひとつの命の意味を、尊さを、
振り返る事はできないのだろうか。



人は必ず誰かに愛されてる。
自分自身へ向けられた愛情に気付いて。
ほんの少しでも自分の事を愛しく思えたら、
まわりの声が聞こえる様になったら、
景色に色がつき始めたら、
踏み潰して歩いてた草木が、愛しいと感じられたなら、

身近な人を大切にできて、
周りの人を大切にできて、


いろんなこと、
大切にできるはず。
いろんなこと、
願えるはず。




このちっちゃなまるいほしに、
ひとがうまれた瞬間から、
変わらないものって、
きっとある。