幼稚園の発表会がすぐなので、
娘と木琴の練習に明け暮れております。
何せ時間がない。
あと5日で仕上げなければならんのです。
しかし、何十回いや何百回繰り返しても、同じ所でつっかえるのです。
娘は、悔しくて泣きながら木琴を叩きます。
私も、絶対に発表会を笑顔で終わらせて欲しい一心で、
輪をかけてはんにゃになって教えます。
手が出た事もあります。
乗り越えて欲しくて。
やり遂げた清々しさを、娘に味わってほしくて。
娘からしたら、怖くて嫌なお母さんだと思います。
投げだせばいい。
でも娘は、
やめる?と聞いても、
必ず、
やる、と返します。
どんなに叱られても、
出来ない苛立ちに涙しても。
昨晩、寝る前に何やら書き始め、
まるめてゴミ箱に捨てました。
気になり、拾って見てみました。
おかあさんへ
しえ とてもたのしい
いろいろてっきんのことを
おしえてくれて ありがとう
しえより
終始怒られて泣いてるくせに、
楽しいって…
娘の気持ちをこっそり覗く事ができて嬉しかったです。
こんなに頑張り屋さんな子に成長してくれたことに、
とても感動しました。
感動に浸っていると、
眠い目をこすりながら書き直した手紙を渡してくれました。
私は、毎日娘にかける言葉があります。
「しえ、お母さんの子供に生まれてくれてありがとう。幸せをありがとう。」
聞き流してますが、
時々ウザいと殴られますが、
死ぬまで毎日娘に伝える言葉です。
今日、初めて、
「うんでくれて ありがとう」
なんて、
素敵な言葉を娘にもらう事ができました。
こんなの、ドラマだけかと思ってました。
親の愛情なんて一方通行で、
見返りなんて考えもしません。
子供に、そんなの求めやしないのです。
子供に注ぐ愛情がだだ漏れでも、
次から次へと注ぎ満タンにする事が親にとっての幸せでもあるのです。
でも娘は、こうして気持ちを言葉にしてくれました。
腕の中でまるまって眠る娘。
その寝顔は、
赤ちゃんの頃と変わりません。
愛してるに勝る言葉を考えながら、
娘を抱きしめながら眠りにつきました。
感情にまかせてきつく抱きしめると抜け出すから、
そっと。
ずっと。

