みんな知ってる童謡
「みかんの花咲く丘」についての個人的な感情をぶちまけたくなりました。
作曲は、
日本で最も伝統のある児童合唱団「音羽ゆりかご会」の創設者、海沼実さん。
作詞は、加藤省吾さんで富士市の出身の方です。
伊東市の、みかん畑から海を見下ろす景色を思い浮かべこの歌詞をつくりあげたようです。
私の父親は幼稚園で、この海沼実さんに音楽を教わったそうです。
そんな話を聞いた事も影響しているのか、
幼少時代を伊東市で過ごしたからか、
父親の歌声が聞こえてくるからなのか、
とにかく大好きな童謡なのです。
合唱団では沢山の童謡に触れる機会があり、もちろんこの歌もよく歌いました。
思い入れは、とても強かったです。
宇佐美から亀石峠にかかる海の見える丘に、歌碑が建てられています。
加藤さんが、どの丘をイメージして作詞されたかは不明ですが、
私は伊豆高原から見下ろす景色が大好きです。
みかん畑の先に広がる真っ青な海に浮かぶ一隻の船と、白い一筋の航跡。
目を閉じればすぐに思い出せます。
本当に、美しい景色です。
広がる景色が美しければ、
美しいほど、
寂しさ、哀しさが、募ります。
溢れる、といった感覚でしょうか。
自分でも想像しなかった思いと重なりぬるい涙が流れるものです。
戦争で離ればなれになった親子
震災で離ればなれになった家族
大好きな大好きな故郷を離れざるを得なかったひと
昨日は誰かと一緒に見たその景色を
今日たったひとりで眺めるひと
幼少から親しんだこの歌は、
これまでとはまた違った音色を奏で、
想像する景色も彩りを変え
強烈に全身に染み渡ります。
たまにはお子様と、お風呂で大口開けて、童謡をうたってみてください。
みかんの花咲く丘
【作詞】加藤 省吾
【作曲】海沼 実
1.みかんの花が 咲いている
思い出の道 丘の道
はるかに見える 青い海
お船がとおく かすんでる
2.黒い煙を はきながら
お船はどこへ 行くのでしょう
波に揺られて 島のかげ
汽笛がぼうと 鳴りました
3.何時か来た丘 母さんと
一緒に眺めた あの島よ
今日もひとりで 見ていると
やさしい母さん 思われる
