いや~ 夜中から、今に至るまで柔道、体操と凄い試合を見ていた。
この朝方まで日本金3つ。
爆発した感じ!
まずは体操。
凄い試合を目撃した気分だ。
絶対王者の内村選手が、5種目終わった時点でなんと内村選手が2位。
しかも0.901の差をつけられ絶体絶命のピンチに追い詰められていた。
ライバル選手は中国かキューバの選手かと試合前は思っていたが、
ライバルはウクライナの伏兵ベルニャエフだった。
あん馬、平行棒、吊り輪の得意種目で勢いづき、めちゃくちゃ強かった。
そして5種目目の平行棒でベルニャエフは16点を出し、4種目終了時点での内村選手との点差
約0.4リードから、
何と0.901まで差を広げられてしまった。
小生はさすがに王者が敗れる時が来たと思った。
多くの人が敗北だと考えていたと思う。
この時点ででも内村選手は諦めていなかった。
内村選手が勝つには、簡易なミスすら許されない完璧なまでの演技をして、
鉄棒でやや不安があるベルニャエフを大差で引き離す以外ない。
だけど、この追い詰められた精神状態で完璧な演技など不可能と言ってもいい位の
状況だった。
ラスト種目鉄棒。
そこに体操の神が降臨した。
F難度、G難度を悉く成功させ、着地は寸分動かない着地。
あり得ないような完璧演技をした。
15.800の高得点でベルニャエフを待つ。
ベルニャエフは難易度こそ内村選手に及ばないが、落下をせず無難にまとめる。
この時点でも小生は負けたと思った。
しかし、得点は14.800で伸びず、何と土壇場で大逆転が起こった。
勝敗を分けたのは、難度の技もあるが、審判員をも引き付けた美しさの差だった気がする。
これ以上ないという最高の演技をこの土壇場でやったことだ。
まさに神業。見ている人の魂を揺さぶる演技だった。
こんな事があるのか?
歴史的勝負を目撃した感じ。
本人が団体戦の時言ってたが、ものすごく練習したと言い切る位の練習をしたからだろう。
天才が誰よりも努力したからこそ神が降りたのだと思う。
内村選手、団体予選、決勝、そして個人総合と6種目×3をわずか5日の間にやっている。
凄い疲労だったと思うが、それを乗り越えた。
まさに絶対王者 まさに日本の誇りだ。
8月14日から個人種目が始まる。
この勢いを日本体操陣が引き継ぎ、更なる金を狙ってほしい。
頑張れ 日本!!