寄生獣 完結編 | 夢の続き・・・

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法政ラグビー、映画、旅行、史跡めぐり、食べ歩き、犬、自然、世の中の出来事などを気の向くままつぶやこうかな。

岩明均原作の漫画「寄生獣」の実写化版で2部構成である。




昨年11月頃上映は、前編部分で今回はその続編にあたる後編である。

前編部分が良かったので、楽しみにしていたが、GWでは混雑が予想されたので、それを避けてようやく今日見ることが出来た。



ストーリーは、人間に寄生し、人間のみを捕食するパラサイトがある日複数舞い降りた。

このパラサイトは高い知能を有し、人間にとりつくと脳を奪い、ボディーは人間のままで生息する。

あるパラサイトは普通の高校生新一にとりつくが、寸でのところで気づかれ、脳を奪うことに失敗。

右腕に寄生することになった。

新一は腕を乗っ取られながらも、この奇妙な右手のパラサイト(ミギー)と友情が芽生えていく。

一方、ほかのパラサイトは人間を捕食し、社会不安を煽っていく。

新一はこのパラサイトの駆除の使命に駆られ次々とパラサイト達を倒していく。

一方パラサイト達も組織を構築し、姿を隠して社会に適応していく。

新一はパラサイトに勝てるのか?


いや~なかなか面白かった

原作は未読でも、前編さえ見ていれば十分楽しめると思う。

小生も原作は見ているが、ところどころ設定は違っていても、大きく逸脱していないし、「るろうに剣心」の映画版ように訳の分からん暴走したオリジナルストーリーはなく、比較的原作に沿ったストーリなので原作破壊といったイメージはなく、よく出来ていると思った。




そしてキャスト陣の演技が良く、見せ場は盛りだくさんだ。

染谷君演じる普通の高校生。強さと弱さを上手く演じている。

演技と言えば深津絵里ちゃん演じる田宮良子が存在感抜群。

パラサイトの中でも特に知能が高く、人間との共存を考える天才タイプ。

そして凄まじい戦闘力をもちながらも、人間的な感情(母性)が芽生えていく過程をうまく演じている。

あの目つきと低い声で「だからあまりいじめるな・・・」は名シーンだ。

またラスボスの浅野忠信演じる後藤との戦闘はなかなかの迫力だ。

一貫した冷徹さで人間を殺し続ける非情さが出ている。

そして橋本愛ちゃん 

どんどん綺麗になっている。彼女が演じる里美と新一の恋もきれいに描けている。

阿部サダヲが声で演じているミギーもいいキャラだ。

新一との友情や別れのシーンも見せ場だ。




人間を捕食するパラサイトを悪とし、人間の素晴らしい一面を描写する一方で、それが鏡のように人間の罪深さも映し出しいて、人間こそ寄生獣とも言え、考えさせるものがある。


前後半通じて凄く面白かった。

よって個人的評価は☆5つ


(評価)

☆☆☆☆☆

(基準)

☆☆☆☆☆  かなり面白い もう一度映画館に見に行きたい。          

☆☆☆☆   なかなか面白い。

☆☆☆    まあまあ。しかし何かが足りない。
☆☆     がっかり。
☆      話にならん 金返せ!!