昨日の雷雨の為に順延となっていた天理B戦が本日行われた。
結果は以下のとおり。
(法政B)
法政 天理
前半 0 7
後半 21 14
合計 21 21
(得点)
前半:なし
後半:山口T(G◎)⇒金子峻T(G◎)⇒川地T(G◎)
天理は2年前の準優勝校で強豪ではあるが、そのときに比べれば全体的にやや落ちる感じ。
迎え撃つ法政。
前半後半であらかじめメンバーを分けている(一部のメンバーは両方出場)
天理との差は竹下主将時のときほどの差はなく、今回のメンバーを見てもA経験者が
多いことからせめて前半は勝ちたいというのが本音だった。
そう思いながら観戦した。
(前半)
試合が始まると得点的にはしばらく硬直状態が続く。
良好とも決め手を欠く。
法政も得点を取れるチャンスがまったくない。
27分:均衡が崩れる。
天理 法政に陣内に攻め込み、22mライン手前でラインアウト。
天理キャッチすると、左展開。ポッカリあいた真ん中を割られ、中央ポスト下にトライされる。
法政0-7天理
この後も、やや法政陣内に入ったあたりで、天理の素早い左展開についていけず、
トライされる決定的ピンチも相手の自滅となるノッコンで救われる。
そして前半終了。
得点こそ0-7であるが、天理との差を感じる。
まずタックルでも法政のタックルが甘く、2,3人かけないと倒せない。
一方法政が仕掛けても天理の一発のタックルに沈む。
また、天理と比べ集散が遅く、いい形に持ち込めない。
BKはまったく見せ場らしい見せ場が作れなかった。
ラインを作っても、CTBにわたる頃には詰まってしまい、天理ディフェンスの餌食。
またラインを作るのも遅く、まったく点が取れる感じがしない。
ちょっと心配。
(後半)
怪我で長く欠場していた川地選手に注目していた。
足にはまだ、太く巻かれたサポータを見ても、まだ完治とはいえないようだが果たして・・・。
5分:天理の反則から、天理陣内22mラインあたりまで入りラインアウト。
法政 キャッチし、左展開。CTBに入っていた山口選手が中央突破で、
ポール下にトライ。Gも成功して同点。
法政7-7天理
7分:後半に入りやはり目に付くのは川地選手の体幹の強さ。
倒れない! 迫力ある突進だ。
川地選手の自陣からのビッグゲインとなる突進で天理陣内に入り、
猪村選手→山口選手→金子選手とつないでこれまた中央ポスト下にトライ。
G成功で法政逆転。
法政14-7天理
10分:アクシデントが起こる。
天理陣内から天理WTBがスピードに乗ったすばらしい走りで駆け上がる。法政のタックルが甘く、
簡単に抜かれる。このピンチの中猪村選手がタックルにいくも弾かれ抜かれる。
ほかの選手が戻り、何とかトライこそ防いだが、猪村選手が倒れ動かない。
おそらく脳震盪かと思われるが、詳細はわからない。なんとかリズムが出ていた矢先の
アクシデント。
軽症であると願いたい。
18分:川地選手が魅せる。
天理陣内にて、天理が攻撃をしかけ、駆け上がっていた。
法政DFが懸命にタックルして浮き上がったボールは川地選手がキャッチ。
攻撃に駆け上がっていた天理選手はカウンターを食らった形。
川地選手が30m走ってトライ。
法政21-7天理
A入りに猛アピール。
26分:法政陣内深くで天理モールを組み押し込んでトライされる。
法政21-14天理
38分:この試合通じていえることだが、タックルが甘い。
そして天理に比べ運動量が落ちている。
終盤にきて、天理アタックをとめられず、同点トライを食らう。
そしてノーサイド。
Bも勝ち寸前まで来て、追いつかれてしまった。
まだまだ、春からの課題の走り勝つ課題は克服できていない感じ。
後半 BKでトライはとれているが、きれいな形で取ったといった感じではない。
WTBまで展開してとるといった高速展開はなし。
BKは課題が多いと思う。
ただ、川地選手の復活は頼もしい。
足の状態から見て、40分位かもしれないが、上に猛アピールしたのではないだろうか?
また、西選手や松村選手の運動量およびタックルもよかった。
西内弟選手や和田選手、坂本泰選手にも注目していたが、あまりボールを持つシーンがなく、
次の試合に期待したい。
強豪天理相手に、簡単にはやりたいことが出来ないのはわかるが、
課題が多く、シーズン開幕も迫っていることから、つぶしこみ込みが急がれる。
明日は慶応戦。
菅平合宿の総決算。
春惜敗した相手。この差が縮まっているのか? それとの広がっているのか?
注目だ。
疲労も蓄積しているだろうが、慶応も同じだ。
明日は法政の躍進を期待したい。
頑張れ 法政!!