いや~何とも言えん映画を見た。
「悪の経典」だ。
主演は伊藤英明さん。
小生も好きな「海猿」のイメージがピッタリついていて、好きな俳優さんの一人だ。
今回は、海猿の強くて爽やかなイメージとは逆で、狂った殺人鬼を演じている。
ストーリーはこんな感じ。
高校教師のハスミンこと蓮実先生(伊藤)は、とても人気のある先生。
しかし、その正体は、他人への共感や良心をもたない、とても危険な奴。
過去に、両親も含めて何度も完全犯罪で人を殺めた過去を持つ。
ある時、凶行がばれそうになると、彼の出した結論は、生徒の全員の抹殺。
かくして、学園祭の準備で賑わう青春真盛りの校内で殺戮劇が始まる。
果たして生徒たちは生き残れるのか・・・・・?
いや~複雑な気分だった。
映画の終わりに、to be Continueと出ていたので、この作品だけでは評価が出来ない。
もし出ていなければ、ただの13日の金曜日のように、目的のない殺人祭りで、
何も残らない映画となるところだった。
とにかく校内で、無抵抗な生徒を容赦なく、たんたんと、猟銃で撃ちまくり殺しまくる。
しかも長々とダラダラと殺しまくる。
殺人の動機が極めて薄いので、正直気持ちが悪く、不快感すらある。
今日のニュースで流れていたが、AKBの子が気分が悪く、途中離脱したようだが、
それが、映画の宣伝の為の演出なのか?それとも本心なのかわからない(本心であってほしい)が、
素直に受け取れば、その気持ちは、見た人間としてわかりますな。
映画とはいえ、やりすぎの感じだ。
同じ学園の殺戮物でも「バトルロワイヤル」とでは、雲泥の差がる。
ただ、伊藤英明さんのこの狂気ぶりの演技はさすが。
爽やかな顔で殺す異常さをうまく演じている。
山田孝之さんら、人気俳優をあっけなく殺すところも驚いた。
ここまでは、いまいちの印象だが、もしかしたら続編で一発逆転があるかもしれないので、
今回だけでの評価は避けたい。
続編を見た上で全体で評価したいと思う。
最後にこれからこの映画を見ようという方。
海猿のような、爽やかな伊藤英明さんを期待しているなら、やめた方がいいですな。
全く逆のキャラクターなもんで・・・。