本日、秩父宮ラグビー場において、関東大学リーグ戦第6戦 法政vs拓殖の一戦が行われた。
上位に食い込む為にはもう負けられない一戦であったが、厳しい現実が待っていた。
法政 流通経済
前半 3 0
後半 0 21
合計 3 21
法政完敗
認めたくないが、スコア以上の完敗だった。
(前半)
雨風が吹く厳しいコンディションだったが、それは拓大も一緒。
開始早々から、法政陣内でのプレーが続く。
拓大陣内に入っても、雨でボールが滑るためもありノッコンやパスミス、キックミス、反則連発で
中々波に乗れない。
すぐに法政陣内に戻されれ、押され気味に試合が進む。
37分:拓大陣内にて反則で得たPGを、猪村選手が決めて先制。
そして前半終了。
3-0で折り返すものの、拓大の決定機のミスに救われているだけで、
完全に押されている。2本は助かっている感じだった。
一方法政、FWもやや押され気味。BKは全く機能していない。
後半嫌な予感がした。
(後半)
9分:これまで押してきた拓大。
拓大は、法政Gライン前でスクラムを得ると、LOの留学生がサイドアタック。
力強い突進、長いリーチに止められず、ついにトライを献上。逆転を許す。
もうここからはFWで圧倒される。
法政との運動量の差が歴然となってくる。
スクラムは回され、モール、ブレイクダウンでも圧倒される。
BKはWTBに回る前にあっさり捕まり、機能しない。
点が取れる雰囲気がない。
勝利に対する執念も拓大が上だった。
18分、37分も同様の展開で留学生にサイドアタックを決められ、
3-21で、全くトライが獲れるチャンスなく、完全やられノーサイド。
法政は屈辱のノートライで完敗だった。
正直、帝京や東海にこういった試合をされたなら諦めもつくが、
拓大にこのような試合をされたことがショックだった。
茫然としてしまった。
強力なLOの留学生は警戒していたが、まさかFWでこんなにやられるとは思いもしなかった。
法政がFWを封じられると、もう何もできなくなってしまう。そんな試合だった。
拓大は、週末コーチと聞くし、高校からくる選手のレベルでも法政よりずっと下で、Jrは3部で層は
法政よりはるかに薄い。選手の体格も留学生を除けば小さいくらい。
決して恵まているとは言える環境ではない。
なのに何故、このように圧倒されてしまうのか?
拓大選手は恵まれていないなりにも、平素より自らかなり厳しい練習を課して泣いているんだろう
ということは、拓大選手の動きを見れば察しがつく。
ボールに対する拓大選手の集中力は素晴らしく、瞬く間に集まって数的優位を作り、
アタックも速い。
運動量があり、80分間それは落ちなかった。
恵まれていなくても、ここまで出来る拓大選手に学ぶべき点は多いのではと感じずにはいられない。
法政にとってはリーグ戦上位が遠のく厳しい敗戦だった。
だが、まだこれで終わった訳ではない。
あと一戦ある。
これで3勝3敗。
最後の相手はこの拓大に勝った日大。
厳しい戦いになるが、何としても勝利し、勝ち越してリーグ戦を締めて欲しい。
頑張れ 法政!!