夏の最後にちょっとしたホラーもいいのでは・・・と思った。
今回観たのは「アナザー Another」
予告編がすごくおもしろそうだったんで観てみた。
ちょっと最近の日本ホラーって個人的には厳しい作品ばっかだ。
ラビットホラー、貞子3D・・・・厳しい。
久しぶりの当たりを期待した。
さてキャストだが、山崎賢人さん、橋本愛さん、袴田吉彦さん、加藤あいさんなど。
さて、内容はとある中学校が舞台。
主人公の榊原(山崎)は、父が仕事で海外に赴任している間、
叔母の三神(加藤あい)のもとに身を寄せるため、転校してきた。
そしてその学校で、眼帯をした美しい女生徒と出会った。
彼女の名は三崎鳴(橋本愛)。
何故かクラスメイト達は、彼女を無視というか、
見えていないようなそぶりをしている。
榊原だけが見えているのか?
榊原は、この三崎が気になり話しかけ続ける。
するとクラスの生徒たちは、
やめろと言う。理由を言わずに榊原にルールを守るよう言う。
しかし、それを無視すると・・・・クラスメイトが一人ずつ死に始めた。
クラスメイトやその家族が次々に死んでゆく。
ルールを破ったからなのか?
クラスメイトを一人存在しないことにすれば、不可解な死の連鎖が収まるらしい。
そしてその存在しない一人に選ばれたのが三崎だったが、話しかけたことにより、
死の連鎖が始まったと考えた
クラスメイトは、今度は榊原も存在しないことにすれば、
存在しない者同士の会話だから連鎖が収まると考え、榊原も無視され始める。
しかし死の連鎖は収まらない。
榊原の謎解きが始まる・・・。
話はツッコミ所はあるにせよ、まあまあ面白かった。
もっともホラーといっておきながら、怖さが全くないのは残念だ。
かわりに存在しないことになった試練を榊原と三崎が共有したことで描かれた、
甘酸っぱい初恋の雰囲気は、別の意味でよかったと思う。
橋本愛ちゃんは、感情が読めない、無表情な眼が素晴らしい。
こういったホラーにある謎の美少女キャラをやらせたらもっと合うかもしれない。
ただ、低予算だったのだろうか?
時間的にも足らず、雑な場面が多過ぎ。
・愛ちゃん演じる不思議美少女の伏線(霊安室、人形、母親キャラ、旧校舎、目の能力)と
なる場面に対する回答が弱く、あれは何だったのか?必要だったのか?といった場面が多い。
・主演の山崎さんは、「麒麟の翼」で初めて知った俳優さんだった。
が、ファンには申し訳ないが、主人公を張るにしては、演技にもう少し勉強が必要の
感じがした。
・加藤あいちゃんや、袴田君のラスト。今の時代にあの貧弱なCGはないだろ~。
またその他被害者の死に方も同様。30年前の「13日の金曜日」の方がずっとリアルに
殺害シーンは作っていると思う。
・死人探しで生徒同士が互いに疑心暗鬼になる場面。
あまりにもお粗末な出来事から、今までの仲間を死人と簡単に決めつけ、殺し合いが始まる。
ありえない。もっと仲間を疑うだけの根拠ある場面としてほしかった。
ストーリー自体悪くないのに、内容が雑でもったいないと思えた。
まあ、橋本愛ちゃんのファンは、そんなことはどうでもいいかも。
とにかく可愛く映っている。
まあ、小生は加藤あいちゃんだがな。
これがなかったらこの映画は総崩れだったかも・・・。
(評価)
☆☆☆
※★=0.5☆
(基準)
☆☆☆☆☆ かなり面白い もう一度映画館に見に行きたい。 DVDは購入する
☆☆☆☆ なかなか面白い。
☆☆☆ まあまあ。しかし何かが足りない。
☆☆ がっかり。
☆ 話にならん 金返せ!!