いや~朝方は、ボクシングの村田選手が48年ぶりの金メダルを獲得。感動して泣き、
夜は、レスリングのエース米満選手が、これまた24年ぶりの金メダルを獲得して、
またしても涙 涙じゃ
同郷 山梨出身の選手。2010年に世界選手権で銅メダル、2011年に銀メダルを
とり、五輪前から地元では放送されて注目されていた。
余計応援に力が入る。
レスリングはかつてお家芸だった種目だが、近年は低迷。
多くの方が復活を願っていたが、この24年間誰も金メダルを取ることはできなかった。
そして迎えたロンドン五輪。
これまでグレコローマンの松本選手、フリースタイルでは湯元選手が銅メダルをとるが、
金メダルはない。
しかし、最終日にエースが控えていた。
米満選手だ。
本人は、日本を出発前、金メダル以外興味がないと強気のコメントだった。
しかし、今日を迎えるのは平たんではなかった。
6月の菅平合宿でろっ骨を痛め、満足な練習が出来ない。
何とか体調を整えたものの、いざ組み合わせを見れば、米満選手のブロックは死の組み合わせで、
コーチ陣は青ざめたという。
北京五輪金メダリストや世界選手権上位組の選手が悉く入っている。
初戦から全く気が抜けない。
内容的にはこんな感じ。
フリースタイル66kg級:地元山梨出身、男子レスリングのエース米満選手が登場。
(2回戦)
キューバ選手と対戦。この選手は世界選手権3位で、米満選手が一番
やりにくいといっていた相手がいきなり初戦に来た。
第1ピリオド 片足タックルから場外に押出し1ポイント先制。そのまま逃げ切り
第1ピリオドを取る。
第2ピリオド バックを取られ、1ポイントとられる。
しかし、米満選手、タックルからバックを取り、1点返す。
あとにポイントを取ったため、米満選手が第2ピリオドを取る。
TOTAL 2-0で勝利。準々決勝進出。
苦手の敵を下して、まずは大きな壁を超えた。
(準々決勝)
カナダ選手と対戦。この敵も米満選手が苦手としている選手。
第1ピリオド 両者決め手を欠き、延長のボールピックアップへ。
米満選手有利の体制を引きながら決められず、相手1ポイントとなり
第1ピリオドを落とす。
第2ピリオド 片足タックルからバックを取り1ポイント先取。このポイントを守り、
第2ピリオドを取って、第3ピリオドへ。
第3ピリオド 片足タックルからバックを取り2ポイント先制。
さらに、片足タックルから場外に押し出す、など5点を奪い、
第3ピリオドをとる。
TOTAL 2-1で勝利。準決勝へ。
(準決勝)
アゼルバイジャン選手と対戦。
第1ピリオド 片足タックからバックをとるなど2ポイントを取り、第1ピリオドを
とる。
第2ピリオド 再びタックルでバックを取り1ポイントを取る。そのまま逃げ切り
第2ピリオドを取る。
TOTAL 2-0で勝利。決勝進出!!!!!
(決勝) インド選手と対戦。
第1ピリオド タックルからバックを奪い、1ポイント先制。
これで逃げ切り、第1ピリオドを取る。
第2ピリオド この大舞台でなんということだろう。
相手を高々と持ち上げて投げる。ビックポイント3点!!
金メダル王手!! 頑張れ!!
インド選手にバックを取られ1点返される。あと少し。
そして終了。第2ピリオドを取る。
TOTAL 2-0で勝利。 強豪を倒しまくっての金メダル獲得!!
これぞ エース。有言実行の金メダルはお見事。
とにかく厳しい組に入ったが、すべての試合において落ち着いていた。
体が柔らかく、ディフェンスがいい。
そして圧巻はタックル。速い!!
一度タックルに入れば、足に絡みつき、バックを取る。
そして圧巻は、決勝での大舞台。相手を高々と持ち上げて、落とすビックポイント。
格好良かった。
日本レスリング界の悲願、24年ぶりの金メダルを大きく手繰り寄せる投げであった。
お家芸だったレスリング復活を告げる金メダル。
そして日本にとってもこのロンドン五輪をいい形で締めくくる素晴らしい金メダルだった。
この金メダルで日本は歴代最多メダルを更新するオマケまでついた。
山梨にも金メダリストが出た。
それが嬉しい。
米満選手 おめでとう。
そして感動をありがとう。