第2回 「懐かしい映画・ドラマ」
今回は「北斗の拳」
多くの方がこの漫画を知っているだろう。
1980年代 子供から大人まで、多くの人を熱狂させた人気漫画だった。
小生もハマり、連載時、毎週楽しみにしていた一人だ。
キャラ的には、北斗よりも南斗の将が好きで、シン、レイ、シュウ。
あとジュウザも好きだったな。
このあたりを喋りだすとうるさくなるので、次に行く。
さて、この漫画がアニメ化されたのは有名だが、実写化されたのを御存じだろうか?
それもアメリカで作られたものだ。厳密に言えば日米合作らしい。
1995年の作品。
小生 不覚にもこの映画をレンタルしてしまった。
この作品の内容は、漫画の北斗の拳の最初の部分を描いている。
ケンシロウが、恋人ユリアを取り戻すべく、地獄から這い上がり、宿敵シンを倒すまでを
描いている。ケンシロウ以外の北斗の兄弟および、シン以外の南斗六聖拳は出てこない。
この実写版。
ストーリーはまだいいとして、凄いチャレンジャーだと思う。
日本全国の熱烈な北斗の拳ファンに対し、敢えて喧嘩を売った作品と言っていい。
まず、人物から。
(ケンシロウ)
日本人の名前なのに、顔が100%外人だあああああ。
スゲー違和感。
おまけに、全然格好良くな~い。
(シン)
これまた100%外人の顔。
全然格好よくない。
彼の美しいストレートな金髪はどこに???
そしてシンの星は殉星。愛に殉ずる悲しき星のはず。
しかし、こいつは100%悪。そして不細工。
これだけで、小生 ピクピクものだ。
(ユリア)
さて北斗の拳のキャラの誰もが愛した ユリア。
それを演じるのは、日本代表 鷲尾いさ子さん。
う~ん 微妙だ。。。
(バット)
何故か黒人なってる。誰なんだあんたは????
さて、次に進む
実写ということで、ある程度覚悟していたが、想像以上に酷かった。
そもそも北斗百裂拳のような動きはうまく描けるのだろうか?
南斗聖拳のスッパッと切り裂く残虐な殺しの描写もきれいに描けるのか?など
いろいろ疑問があった。
これらの描写は一歩間違えばかなり間抜けな描写になるからだ。
さて、いざ見てみるとケンシロウ 素早くパンチを繰り出しているが、スローでやはり間抜け。
効果音も「ピチピチッ」と全く迫力なく間抜け音。
そして極め付きはケンシロウのシンボル。
そう シンにつけられた胸の7つの傷跡。
あれは、どうみてもピップエレキバンを貼っただけだろ。
ダサ過ぎの傷跡にしばし見入ってしまった。
そしてシン。
原作では師匠のリュウケンを殺したのはラオウだが、この映画では
100%悪のシンがリュウケン抹殺する。
仮にも北斗神拳伝承者のリュウケンを殺したのは、南斗聖拳ではなく、シンが
放った拳銃だった。
なんじゃそれ~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
南斗六聖拳の誇りはどこに行ったんじゃ
ケンシロウからユリアを奪った最初の決闘。
使った技は、またしても南斗聖拳ではなく、頭突き???????????????
完全に南斗聖拳を冒とくしています。
更にはユリア。
愛するケンシロウを呼び叫ぶ声は「ケンシロウ~~」ではなく、アメリカ風発音の
「ケンシ~ロ ケンシ~ロ」 なめてんのか
普通の発音を何故しないのか?
鷲尾さん 日本代表なんだよ!! そりゃあないだろ~
おそらく彼女も思い出したくない作品だと思う。
このように92分間 文句言い放しのままいつの間にか終わってしまった。
これまで様々な作品の実写やリメイク版の駄作を観てきたが、
後にも先にも、これほど茫然とした作品はない。
貴重な作品だ。
そういうわけで、名作でも何でもない作品を今回あげてみた。
観てない方は、もの凄く暇な時で、金を捨てても痛くないような大金持ちになった時に
勇気を出して観て欲しいと思います。