懐かしい思い出で一杯になりました。
僕の父親はずーと、これでした。
しかもショートピースとはいわずに「ピース」と呼んでいました。
理由は「これが本当のピースなんだから、ショートとかいう必要はない」
とのことでした。うーん、比較の問題ね。
子どものころ、よく父親にお使いに行かされていました。
で、買ってくるのは
“缶ピース”
知らない人も多いこの品。

お駄賃とかはあまり貰えなかったけど、この缶ピースを開ける瞬間が好きでした。
なんともいえない良い香りがフワッと、漂います。
もちろん幼稚園、小学校のころですから、喫煙なんかはしていません。
でも、凄く良い香りなんです。
あのガソリンスタンドで嗅ぐガソリンに臭いに通じる背徳の香りでした。
僕にとって、子どものころの大人の香りでした。
もし、若い女性がカバンからこれを出したら、間違いなく“漢(おとこ)”を感じてしまうことでしょう。
むしろ、軽いタバコとか、オシャレなタバコとかの販売を一切やめて、缶ピースのみの販売にしてしまえば、本当にタバコを吸いたい人だけが吸って、未成年者とかが興味本位で吸うこともなくなるのかもしれません。
結構、良いアイデア?