僕にとって読書は高尚な趣味ではなく、食事とか睡眠とかいう生活の基本的な部分を担っています。
読む本が無いという状況は大変、寂しいものなんです。
ですので、常に本を読んでいますが、その内容はたいしたことありません。
坊さんが読書というと、なにか仏教的なことや、文学的なことを好むかと想像されることが多いですが、僕は基本的には
「なんでも読みます」
SF、推理小説、冒険小説、ドキュメント、恋愛、歴史、文学。
国際問題に社会問題、そして仏教書。
嫁さんに
「字が書いてあればなんでも良いんじゃん」
と言われましたが、正解です。
ですので、読書が人間形成にまったく役立っていないところ僕のステキなところです。
さて、そんなくだらない僕の読書ライフですが、
昨日、読了したのは
「月に繭 地には果実」著作:福井晴敏
です。『亡国のイージス』、『終戦のローレライ』等を書かれた福井さんの著書でしたので、借りてみました。
借りてみた?
そう借りたのです。
僕はヘビーな図書館ユーザーです。
住んでいる町の図書館が良いか、悪いかでその町の評価を大きく変えるようなタイプです。
とりあえず、適当にいろんな本を読む僕としては本を購入していると、すぐに狭い家が本で埋めつくされます。
といって、本を棄てたり、本を売ったりが出来ません。
また読みたくなるのです。その日の気分にあわせて服を替えるように、ストーリーも結末も判っているのに、気分にあわせて「その本」が読みたくなるのです。
そんな僕にとって「図書館様」は大変、有難い存在です。
大きな書庫みたいなものなんですから・・・・・・。
そして、がっつり借りた1冊が冒頭の「月に繭 地には果実」です。
『亡国のイージス』も『終戦のローレライ』も楽しく読んだ僕としては、著者を信用しての選択です。
で、読んで少しして気がつきました。
なんとこれは、ターンAガンダムのノベライズ本だったのです。
よく見ると表紙にも、少し書いてありました。
まさか、江戸川乱歩賞受賞作家がアニメのノベライズをしていたとは・・・・・・・。
無知でした。
ターンAガンダムのアニメは見たことがありません(あの顔がどーしてもうけつけんかった)。

で、本はというと、素直に面白かったです。
SFが凄い好きって人には物足りなく感じるかも知れませんが。
適当な読書人の僕としては、十分な栄養素になりました。
ガンダムファーストを見ている程度のガンダム度で十分楽しめるかと思います。
さて、図書館から借りた本はまだまだあります。
しばらくは楽しめそうです。