皆さん、こんにちは。
いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます!
先日投稿した「サプリの特許と海外個人輸入の罠」の記事、もの凄い反響をいただき、過去の注意喚起記事まで一気読みしてくださる方が急増しています。
皆さん、綺麗事の裏にあるリアルな仕組みに気づき始めているようで、嬉しい限りです。
さて、今日は健康の闇に続いて、私たちが普段行くローカルスーパーやららぽーとなどの商業施設に潜む、エグすぎる勧誘ビジネスの闇についてお話しします。
週末のショッピングモールで、こんな光景を見かけませんか?
「無料で握力測定をやってまーす!」という健康診断のようなコーナーや、
「今どこのスマホを使っていますか?」とボードにシールを貼らせるアンケート。
あるいは、子供向けに「お菓子が当たる無料のくじ引きですよ!」と声をかけてきたりする特設ブース。
これ、親切な地域イベントでも、真面目な社会調査でもありません。
ターゲットの足を完全に止め、思考力を奪って高額な契約書にサインさせるための高度に計算された捕獲罠です。
1. 「無料の握力測定」と「駄菓子」で釣られる大人たち
最近、子連れだけでなく、中高年や高齢者を狙い撃ちにするために、無料で用意できる握力測定を撒き餌に使う悪質な手口が急増しています。
「年齢の割に数値が落ちてますね」
「このままだと将来寝たきりになるリスクがありますよ」
などと、測定結果をもとにプロの営業マンがその場で不安を煽るのです。
人間は「健康への不安」を突きつけられた瞬間、脳の冷静な判断力が一気に低下します。
子供向けの無料くじ引きも仕組みは同じです。
笑顔で子供にくじを引かせ、当たった10円にも満たないような小さなお菓子や風船をプレゼントする。
その瞬間、親の心には「タダで貰って申し訳ないな」という心理が働き、ブースの中に引き込まれてしまいます。
ここで冷静になって考えてみてください。
たかが無料の握力測定のため、あるいは10円以下の駄菓子を貰うために、プロの営業マンに囲まれて貴重な週末の30分から1時間をドブに捨てているわけです。
あなたの、あるいはご家族の30分という時間は、たったそれだけの価値なのでしょうか?
2. シールを貼った瞬間に「ロックオン」される恐怖
さらに手口が巧妙なのが、まったく統計としての意味を持たないあなたはどこのSIM(あるいはウォーターサーバー)を使ってますか?というボードにシールを貼らせる手口です。
「シールを貼るだけなら…」と軽い気持ちでペタッと貼った瞬間、あなたの足は止まり、業者のターゲットとして一瞬でロックオンされます。
なぜならあのシールは、あなたが現在どこの会社と契約していて、毎月いくら払っているのかを業者に一瞬で暴露する自己紹介シートだからです。
情報を得た営業マンは、次の瞬間には「あ、それならうちのプランに変えるだけで、毎月2000円も安くなりますよ!」と、断る隙を与えない猛烈なセールスを仕掛けてきます。
スマホ乗り換えだけでなく、近年トラブルが多発しているウォーターサーバーの勧誘も、まったく同じシール貼りの手口を使い回しています。
3. 「安くなる」の裏に潜む、有料オプションの山
「でも、本当にスマホ代や維持費が安くなるなら、足を止めた甲斐があるじゃないか」と思うかもしれません。
ここからが、このビジネスの本当にドス黒い裏側です。
そもそも、通路で笑顔で声をかけてくる人たちは、大手通信会社の本社の社員ではなく、厳しい契約ノルマに追われた「ただの営業代理店(下請け会社)」の人間です。
彼らも数字を取るために必死なのです。
彼らが勧誘してくるプランは、一見すると基本料金は安く見えます。
しかし、契約の条件として、裏で大量の不要な有料オプションや独自のサポートプランを山ほど盛られているケースがほとんどです。
「最初の1ヶ月は無料ですから、後でマイページから解約してくださいね」
そう言われて契約するものの、デジタルに疎い高齢者や、仕事や育児で忙しいご婦人たちが、その後の複雑な解約手続きをすべて覚えているでしょうか。
結局、何に使っているかも分からない月額500円や1000円のオプションがいくつもついたまま放置され、以前より毎月の支払額が高くなっているという最悪の結末を迎えるのです。
ネットの知識がない実家の親がターゲットにされ、仕送りや年金から毎月無駄な金をむしり取られているケースが、今全国のスーパーの片隅で大量発生しています。
最後に
商業施設の通路で用意されている無料の握力測定、シール貼り、そして風船や駄菓子。
それは親切心から用意されたものではなく、あなたから数万円、数十万円の契約を毟り取るための撒き餌です。
自分で公式サイトを開いて、プランを比較して、事務手数料をかけずに数分で最適化できるリテラシーのある人なら、わざわざららぽーとの騒がしい通路で契約なんてしません。
業者は、そのリテラシーの格差(デジタル格差)を利用して、笑顔と「無料」の二文字でカモを釣っているのです。
「タダより高いものはない」
という言葉は、現代のデジタル・通信業界にこそ最も当てはまります。
無料のイベントに免じて足を止める前に、一歩引いて、自分の時間とリテラシーの価値を思い出してみてください。
わざわざ週末の貴重な時間を切り売りしてまで、作られたお祭り騒ぎに流される必要があるのかどうか。
常に冷めた視点と大人の余裕を持っておきたいものですね。

