店舗や院を構えて自営業をしていると、定期的に良からぬ人間がドアを開けて入ってきます。 

 

「近くを回っておりまして」「ご挨拶だけでも」 手にはパンフレット。

いわゆる飛び込みの訪問営業です(昭和のやり方を今でもやってるってその時点でヤバイと思いませんか?)

 

 

彼らは「少しお時間よろしいですか」と軽く言いますが、この行為がどれほど自営業者を馬鹿にしているか、彼らには微塵も理解できていません。

 

 

 

基本給をもらう営業マンと、機会損失を被る自営業者

あちらは会社から給料をもらい、ノルマのために何十件とドアを叩くのが「仕事」です。

断られても痛くも痒くもありません。 しかし、自営業者にとって、営業中の時間はそのまま売上と信用に直結します。

 

彼らの無駄話に付き合わされる数分間は、本来の業務が止まることを意味します。

目の前のお客様への対応、集中して進めていた事務作業、あるいは貴重な休憩時間。

 

飛び込み営業は、何の断りもなく他人の敷地に上がり込み、私たちのもっとも貴重な資産である時間を奪っていく窃盗行為と全く同じです。

 

彼らにとっては「ただの営業」でも、こちらにとっては明確な「機会損失」というマイナスしか生み出しません。

 

 

 

法律を無視して近づく「身分隠し」の不条理

さらに悪質なのは、彼らの多くが特定商取引法(特商法)という法律を平然と無視していることです。

法律では、訪問販売を行う際、まず最初に「自分の社名」「氏名」「勧誘の目的」をはっきりと告げなければならないと定められています。

しかし、大半の営業マンは警戒されるのを防ぐため、雑談や挨拶を装って目的を隠したまま入り込んできます。

これは明確なコンプライアンス違反です。

 

毅然とした態度で身分証の提示を求め、「何の目的で来たのか」を問い詰めると、彼らは途端にしどろもどろになり逃げ腰になります。

後で彼らの残した情報を頼りに法人登記を調べてみると、横浜あたりの雑居ビルに実態のよく分からない拠点を置いているだけの怪しい組織だったりすることが多々あります。

 

自衛手段は「情を捨てて法的にシャットアウトする」こと

こうしたリスクゼロで他人の時間を奪う人間に対して、愛想笑いや丁寧な対応は一切不要です。

 

彼らから時間と売上を守るための最も効果的な自衛策は、入り口に法律に基づいた厳格な無断営業お断り・立ち入り禁止の警告文を掲示することです。

 

 

 

それでも入ってきた業者は、その時点で不退去罪や営業妨害として処理するしかありません。

 

「相手側も仕事だから仕方ない」と相手の事情を汲み取る必要は一切ありません。

自営業者の時間と生活を守れるのは、情を捨てた徹底的な防衛策だけです。