【実録】その「執筆依頼」は本物か?承認欲求をエサにするビジネスモデルへの警鐘
アメブロで記事を書いている皆さん、突然メッセージ機能から
「出版社ですが、あなたのブログを拝見して本を出しませんか?」
なんてスカウトが来たこと、ありませんか?
ブロガーなら一度は憧れる「出版」の二文字。
でも、ちょっと待ってください。それ、本当にあなたの記事に惚れ込んだ「執筆依頼」でしょうか?
先日、私のところにも某出版社(仮にG社としておきましょう)の編集部からメッセージが届きました。
今回は、注意喚起とちょっとした愚痴を交えつつ、この手の「出版スカウト」の裏側を暴いていきます。
ツッコミどころ満載のテンプレ営業メール
届いたメッセージには、こんなことが書かれていました。
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「ブログを拝見し、一度お話を伺いたいと思いました」
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「テーマは『自分らしく生きる~豊かな人生を送るヒント~』で企画しています」
…いやいや、ちょっと待ってほしい。 私のどの記事のどこを読んで、どうしてそのフワッフワなテーマに行き着いたのか。誰にでもコピペで送れる完全な定型文(テンプレート)ですよね、これ。
本当にブログを読み込んでいるなら、もっと具体的な感想や提案があるはずです。
極めつけは、看板を背負ってメッセージを送ってきているのに、差出人が「苗字のみ」だったこと。
ビジネスの初対面で、しかも「本を作る」という重大な提案をしてきているのに、フルネームすら名乗らない。
お前は何さまだと。
この時点でプロ意識の欠如が透けて見えますし、そんな相手に自分の文章を預けられるわけがありません。
「共同出版」という名の罠
さらに読み進めると、案の定こんな文言が隠れていました。
「金額の一部負担や審査もあるという前提で…」
はい、出ました!!!!ポイント!
これが一番の注意ポイントです。
通常の商業出版は、出版社が費用(リスク)を負担して本を作り、著者に印税を支払います。
しかし、この手の依頼の多くは「共同出版」や「自費出版」と呼ばれるビジネスモデルです。
要するに、著者が数十万〜数百万円の制作費を支払い、出版社は形にするのを手伝うだけ。
彼らにとっての「お客様」は、本を買ってくれる読者ではなく、本を出したいとお金を払ってくれる著者(=ブロガー)なのです。
承認欲求をエサにする商法
世の中には、これと似た構造のビジネスがたくさんあります。
例えば「全国の選ばれしプロフェッショナル100選!」みたいな雑誌や本に、有名人の推薦文付きで載りませんか?という勧誘。
あれも蓋を開ければ、高い掲載料(広告費)を払って枠を買うだけのシステムだったりします。
本を出したい、認められたい、権威ある肩書きが欲しい。
そんな人間の「承認欲求」を巧みに突いて、気分良くお金を払わせるのが彼らの手口です。
金出して認められるなら世話ないですね。
まとめ:本物の価値は自分で積み上げるもの
もちろん、すべてが詐欺だとは言いません。
「どうしても紙の本を作って名刺代わりに配りたい」という明確な目的と予算があるなら、サービスとして利用する価値はあるのかもしれません。
でも、「自分の才能が認められた!」と勘違いしてホイホイ乗っかってしまうと、後で高額な見積もりを見せられて絶望することになります。
本当に価値のある発信を続けていれば、高いお金を払って「著者」の看板を買う必要なんてありません。
アメブロ界隈にはびこる定型文の「執筆依頼」。皆さんも、甘い言葉と苗字だけの怪しいメッセージにはくれぐれもご注意を!