【警告】「スマホ1円」は20年前の「無料PC」と同じ罠。Yahoo! BBの赤いパラソルを覚えていますか?
週末のショッピングモールや家電量販店で見かける「スマホ実質1円」のポップ。
若い人や高齢者たちが群がっているのを見るたびに、私の中に「ある嫌な既視感」がこみ上げてきます。
それは今から約20年前。
駅前やスーパーの入り口で、真っ赤なパラソルを広げて行われていた「Yahoo! BB」のモデム配布や、「100円パソコン(Eee PCなど)」のばら撒きです。
今日は、あの時代の「あくどい商売」を知る元ユーザーとして、形を変えて繰り返される【現代の通信契約の罠】について、少し長くなりますが警鐘を鳴らしたいと思います。
1. 「タダより高いものはない」を体現したEee PCの悪夢
当時を知る方なら覚えているでしょう。
「インターネット契約をすれば、このノートパソコンが100円(または無料)です!」
そんな甘い言葉で、買い物帰りの主婦や、機械に疎い高齢者に声をかけていた営業マンたちの姿を。
そこで配られていたのは、ASUSの「Eee PC」などのネットブック。
今の基準で言えば、【まともに動かない産業廃棄物レベルの低スペック端末】でした。
動画はおろか、Webページを開くだけでフリーズするような代物。
しかし、営業マンは「パソコンがタダ!」という一点張りで契約を迫りました。
結果、多くの人が【使い物にならないパソコン】と引き換えに、【数年間の高額なプロバイダ契約】という借金を背負わされたのです。
あれは、知識のない弱者を狙った、本当に「悪い金」の稼ぎ方だったと思います。
2. 2026年、手口はもっと巧妙になった
そして現在。「実質1円スマホ」の仕組みを冷静に見てみてください。 構造は、あの頃と全く同じです。
-
【入り口の罠】:端末代1円(昔の100円PC)
-
【回収の罠】:高額な無制限プランへの加入必須(昔のプロバイダ契約)
-
【新しい罠】:2年後の返却義務(レンタル)
昔のパソコンは、低スペックとはいえ自分の手元に残りました。
しかし今の「実質1円」の多くは、【2年後に返却しなければ、数万円の残債を請求される】というレンタル契約です。
画面を割ったり、返却を忘れたりした瞬間に、1円が数万円の負債に変わる。
これ、昔よりもタチが悪くなっていると思いませんか?
3. なぜ「情報弱者」ばかりが狙われるのか
「実質1円」に飛びついているのは、ネットや契約の仕組みに疎い層がほとんどです。
かつて駅前でモデムを受け取ってしまったお年寄りと、今スマホショップで言われるがままに契約している若者。
ターゲットは変わっていません。
【「目先の安さ」を見せて、「長期的な総支払額」から目を逸らさせる。】
これが、通信業界が20年以上続けている「儲けのカラクリ」です。
彼らにとって、契約の内容を理解していない顧客こそが、一番の「カモ」なのです。
4. 私たちが取るべき「賢い自衛策」
歴史は繰り返します。
だからこそ、私たちは過去から学ばなければなりません。
あの時、Eee PCに飛びついて後悔した人たちがいたように、今「1円スマホ」に飛びついて、2年後に「返却? 故障ペナルティ?」と青ざめる人が必ず出ます。
【自分の人生(契約)を、他人の言い値で売らないこと。】
「営業マンの笑顔」や「1円という数字」にお金を払うのは、もう終わりにしませんか? 自分の頭で考え、自分で選ぶことこそが、この「あくどいループ」から抜け出す唯一の方法なのです。
