接骨院でサプリを勧める「白衣のセールスマン」と、その裏に潜む業者の影

 

 

最近、街の接骨院や整骨院で「あれ?」と思う光景が増えています。 

受付の横にずらりと並んだ、高額なサプリメントアロマオイルです。

 

 

 

「先生が勧めるなら安心」と財布を開く前に、一度冷静に考えてみてください。 

そこは「体を治す場所」ですか。 それともただの物販店ですか?

 

■ どこの馬の骨かも分からないサプリに価値はあるか 

 

もし本当にサプリメントが欲しいなら、私は迷わず大手メーカーのものを買うべきだと断言します。 

大手は研究開発費も、品質管理の基準も、中小とは比べ物にならないほど高いからです。

 

何より、流通量が多いからこそ「安さと安心」のコスパが両立しています。 

訳の分からない卸業者が扱う中小メーカーのサプリも、頑張っているとは思います。 

ですが、わざわざ院内で高値を払ってまで買う価値は、私には見いだせません。

 

■ グレーな商売を促す「サプリ会社」の不気味さ 

 

そもそも、整体やカイロ、接骨院に対して「物販で利益を上げましょう」と擦り寄ってくるサプリ会社を、皆さんはどう感じますか?

本来は治療の場であるはずの場所で、法的にグレーな販売を促す。 

その姿勢自体が、私には極めて不誠実に見えます。

 

彼らは「先生の権威」を利用して、相場より高い商品を売りつけようとしているだけです。 

そんな環境で売られているものが、本当にあなたの体を思って作られたものだと言えるでしょうか。

 

 

■ 行政が動かないなら、自分で守るしかない 

 

こうした現状に対し、行政が動く気配は今のところありません。 

まさにやりたい放題の無法地帯です。

 

白衣を着た人間が、清潔な院内で勧めてくる。

 それだけで、ただの食品が「魔法の薬」に見えてしまう。 

これが彼らの狙いであり、いわゆるホワイトコート効果の悪用です。

 

 

■ 追記:そもそも「安全」の根拠はどこに? 

 

そもそも、サプリメントという文化自体、まだ歴史が浅いものです。 

特定の成分を濃縮して長年飲み続けた時、私たちの体にどのような影響が蓄積されるのか。 

実は、現代医学でも完全には解明されていない部分が多いのが現実です。

 

笑えない話ですが、利益優先で物販をしている先生方は、自分が売っているサプリの成分やリスクをほとんど理解していません。

 よく分からないものを、よく分からないまま、勧められるままに飲む。 

このこと自体が、最大のリスクであることに気付くべきです。

 

 

■ おわりに

 

物販に熱心な院ほど、本業の技術が疎かになっている。 

これは、この業界の悲しい通説です。

 

「先生、これは薬なんですか。それともただの食品ですか?」

 そう一言聞くだけで、彼らのメッキは剥がれます。

 

皆さんの健康を守るのは、高いサプリではなく、あなた自身のリテラシーです。