『“医学監修”って書いてあるけど誰?〜その権威、本物ですか?〜』


◆ なぜ「医学監修」って書いてあると安心してしまうのか?

テレビやネット広告、サプリのパッケージ、育児系メディア…。
気づけばどこにも「医学監修」「医師監修」「医療専門家によるチェック済み」なんて文字が踊っています。

でも、その“監修した人”って一体誰?本当に存在するの?
私たちはつい、「医学って書いてあるから信頼できるに違いない」と思い込みがち。
これはいわゆる【権威バイアス】という心理トリックです。


◆ 医学監修の正体①:「名前を出さない」ケースは超要注意

「医師監修」と書いてあるのに、肝心の医師の名前が一切出ていない
これ、実はかなり危険なパターンです。

なぜなら――

  • 実際には監修なんてしていない可能性もある

  • 医師ではなく「自称・専門家」「資格を持っていない人」の監修もある

  • 監修したとされる人が“買える肩書”を使っているだけの可能性もある(後述)

つまり「肩書の捏造」「監修名義の使い回し」なんてこともザラにあるんです。

 

 


◆ 医学監修の正体②:「名前が出ていても検索してみて」

名前が出ていても安心はできません。
たとえば、「○○クリニック 院長 ○○○○ 監修」と書いてあっても、それが本当に医師か、開業しているのか、厚労省の医師登録データベースなどで検索すればすぐに分かります。

さらに、

  • 記事の内容と専門分野が一致しているか?(皮膚科の医師が腸活について語っていないか?)

  • 医療資格はあるが、アフィリエイトにどっぷりな“メディカルインフルエンサー”ではないか?

など、“肩書がある”と“信頼できる”は別問題という視点が大切です。


◆ 「監修=中身を保証している」は大間違い!

意外と知られていませんが、「監修」という言葉には法的な定義がないため、
「医師に一度内容を読んでもらいました」だけでも“監修済み”と名乗れてしまうのです。

つまり――

  • 医師がしっかり校正・内容確認した保証はない

  • 内容の誤りを医師が責任を持っているとは限らない

  • PR案件として、報酬をもらって名前を貸している場合もある

こういった背景があるからこそ、“監修”という言葉だけで安心してはいけません

 

 


◆ じゃあ、どうやって見極めればいいの?

✅ チェックポイント

  • 医師のフルネームと所属先が明記されているか

  • その医師の専門と、記事や商品の内容が一致しているか

  • 医師の名前を検索したときの信頼性(クリニックHPや論文・実績など)

  • SNSなどでの発信が「科学的かどうか」「ビジネス色が強すぎないか」

たとえば、“漢方医”や“統合医療”といった言葉を使っていても、
「医学部出身ではなく、セミナー受講で名乗っている人」もいたりします。
注意深く見ていきましょう。


◆ なぜ「信じたくなるのか」も理解しよう

最後に少し心理学の話。

不安があるとき、人は【白衣を着た人】【肩書がある人】を信じやすくなります。
「なんとかしたい」「治したい」「効果があると信じたい」――
その気持ちに**“監修”という言葉がそっと寄り添ってくる**わけです。

でも、あなたの健康やお金を守れるのは、最後はあなたの冷静な目なんです。


◆ まとめ:監修を“鵜呑みにしない”だけでも防げる被害は多い

「医学監修だから安心」ではなく、
「医学監修って書いてあるけど、それ誰?」と、一歩立ち止まる力を持ちましょう。

信じるより、調べる。
「検索力」こそ、令和の健康を守る最大の武器です。

 

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