皆さん、こんにちは。 いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。

 

最近、悪質な営業や商法の裏側についてぶっちゃけてきましたが、今回は綺麗事抜きの、個人で生きるすべての自営業者・一人親方の血を吐くような本音を書きます。

 

美容師しかり、個人経営の飲食店しかり。 

あるいは、電気工事士やエアコン取付の職人さんしかり。

 

業種は違えど、自分の腕一本、看板一つで生きている一人親方的な自営業って、本当に本当に大変です。

普通の消費者には、その裏にある【見えないコスト】が絶対に分かりません。

 

現場で使う道具を揃え、人生の時間を削って技術を磨き、1回1回の仕事を提供できるようになるまでに、どれだけの年月と数百万、数千万という先行投資をしてきたか。

自分が倒れたら一瞬で収入がゼロになる恐怖のなかで、どれだけ孤独に戦っているか。

ですが、本当に絶望的なのは、そこから先です。

 

 

1. 職人を踏みつぶす「ベルトコンベアー」の襲来

これだけ命を削って、プライドを持って本物の仕事を届けていても、最後はどこへ行き着くか。

人間を、そして仕事を、まるでベルトコンベアーのようにしか考えていない巨大なチェーン店に、圧倒的な「価格」と「認知度」で仕事を奪われていくのです。

 

テレビCMをバンバン流し、一等地にお店を構え、マニュアル通りに右から左へ客を流すだけのシステム。

そこには、職人が何年もかけて培った「一ミリの妥協も許さない職人技」も、現場の状況を一瞬で見抜く「深い見立て」もありません。ただ、替えの利く労働者をマシンのように回しているだけです。

 

それなのに、消費者は「安いから」「有名だから」と、そちらへ流れていく。 

汗水垂らして築き上げてきた本物の技術が、資本力という名のベルトコンベアーに、跡形もなく踏みつぶされていく。

 

自営業をやっていると、この理不尽さに、言葉にならない悔しさと虚しさを覚える瞬間が必ずあります。

 

 

2. 「安さ」の代償に、私たちは何を失っているのか

チェーン店が悪いとは言いません。安くて早いのは、消費者にとっては間違いなく便利でしょう。

ですが、このまま効率至上主義のベルトコンベアーがすべての個人店を食い潰したあとに、一体何が残るのでしょうか。

 

残るのは、誰がやっても同じ、心が通わない、マニュアル通りの無機質なサービスだけです。

本当に困ったときに、親身になってトラブルに向き合い、その人やその現場に合わせた仕事をしてくれる「本物の職人」は、もうこの世から消えています。

 

私たちは、目先の数百円、数千円の安さと引き換えに、日本が誇ってきた職人の文化と、本物の技術を、自分たちの手で圧殺しているのかもしれない。

 

 

3. それでも、私たちは明日も現場に立つ

自営業の悩みや、コスト回収にかかる果てしない日数と時間の重みは、消費者には分かりません。

どれだけ叫んでも、時代の流れはベルトコンベアーの勝ちに見えるかもしれない。

 

それでも、私は言いたい。 

マニュアルには絶対に載らない、目の前の仕事に全力を尽くす「本物の仕事」をしている全国の一人親方、自営業の皆さん。

 

私たちは、ベルトコンベアーの歯車ではありません。 

泥臭く、不器用でも、自分の名前にプライドを持って明日も現場に立ち続けましょう。