電子タバコは「お洒落な毒」か?喫茶店のプライドと、依存ビジネスに加担する「思考停止」を斬る
1. 肺は「空気以外」を入れるようにできていない
最近、街中で「蒸気」を吸い込む光景をよく目にします。
スタイリッシュなデザインのVape(電子タバコ)を手に、「これはタバコじゃないからクリーンだ」とドヤ顔で言い切る人々。
しかし、私たちは根本的な事実を忘れていないでしょうか?
【人間の肺は、空気以外の微細な粒子を取り込む構造にはなっていない】という事実です。
「ニコチンがないから安心」「紙タバコよりはマシ」という言葉が飛び交っていますが、それはあくまで相対的な比較に過ぎません。
医学的に見れば、微細な粒子を肺の最深部まで送り込む行為は、物理的な炎症や未知の化学物質によるリスクを常に孕んでいます。
数十年後、自分たちの体で何が起きるか、その答えを持っている専門家は一人もいないのです。
2. 喫茶店のプライドはどこへ消えた?
居酒屋ならまだしも、私が特に「モヤモヤ」するのは、喫茶店で【「電子タバコならOK」】という看板を見た時です。
喫茶店とは、本来コーヒー豆が持つ繊細なアロマを楽しむ「聖域」であるはず。
そこで「煙が出ないから」という安易な理由でVapeを許可するのは、料理人が一生懸命引いた出汁の横で、香水を振り撒くのを許すようなものです。
店側は「喫煙客を逃したくない」という目先の利益に走っているのかもしれませんが、その代償として【喫茶店としての最も大切なアイデンティティ(香り)】を売り渡しています。
客が吸い込む「空気の質」にまでこだわってこそ、プロの喫茶店ではないでしょうか。
3. 「依存の入り口」を広げる卑劣なマーケティング
さらに見過ごせないのは、地域の祭りや集まりにまで電子タバコの業者が入り込み、サンプルを配り歩いている現状です。
これを見ていると、ある種の戦慄を覚えます。
それは、薬物依存の世界で言われる「ゲートウェイ(入り口)理論」そのものだからです。
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ステップ1: ニコチンなしのVapeでお洒落に「吸う習慣」を植え付ける。
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ステップ2: 肺に異物を入れる抵抗感を麻痺させる。
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ステップ3: より依存性の高いものへスライドさせる。
「大麻を売りつける前に、まずは害の少なそうなものから勧める手口」と何が違うのでしょうか。
子供も集まる公共の場で、将来の依存客を「青田刈り」する行為。
これに加担する運営側も、協賛金という名の【「金」で健康を売り飛ばしている】と言わざるを得ません。
4. 自称「アップデートされた店主」への冷ややかな視線
店内に「当店は新しい価値観を尊重し、電子タバコを推奨しています」
といったポスターを掲げている店があります。
「私は理解のある最新の人間です!」とアピールしたいのでしょうが、私から見れば「馬鹿が」の一言に尽きます。
彼らが言う「若い考え」とは、メーカーのパンフレットを鵜呑みにし、中途半端な知識で思考停止することでしょうか。
本当の知性とは、新しいものの中に潜む未知のリスクを冷静に評価し、多角的な視点から本質を見極めることです。
流行に飛びつく自分を「進んでいる」と勘違いしている店主は、自分が一番の「カモ」にされていることにすら気づいていません。
5. 結論:辞めんのかやんのか、はっきりせい!
「タバコはダメだけど、蒸気ならいい」という中途半端なグレーゾーンが、今の日本を蝕んでいます。
私たちが持つべき基準はシンプルです。
【「肺には空気以外入れない」。ダメなものは、はっきりダメだと言う。】
私はこれからも、完全禁煙(Vapeも不可)の店を選び続けます。それが、自分の肺と、自分の知性を守るための唯一の「はっきりした」選択だからです。
次回予告:日本の法が溶けていく――
次回は、田舎にまで急増する「シーシャバー」の正体と、日本の法律が「外国の理屈」で上書きされようとしている危機的状況について深く切り込みます。