ラッシー屋を初めて見るオレは、ヨーグルトの上にカバーとかなんも掛けずにでっかいボールのまま

でん!

って無造作に置いてる感じや、

ヨーグルトの重さを図って1発でバッチリあてたときのおっさんがどや顔にすごいワクワクしてた。
初めての食べ物とか、屋台に来たときになんとなくするように、
2、3人やり過ごす。

それは2、3人やり過ごしてるうちに

どんな風にそれが料理されて、
どんな風にみんなが買って、
どんな風に食べてるか

っていうのが大体掴めるから。


いろんな味のラッシーが英語でも看板みたいに適当に書いてある。

ぶどう
バナナ
桃etc...

何を選んだらええか分からずにイモイモしそうになる男。
そんなことはおかまいなしに、
「で、お前は何が飲むんだ。」
的なせっかちで、そして少し挑戦的な目を向けてくる親父。
(もちろん、ちょっとさっきのどや顔も残ってます。)


ぶどう?ぶどうとヨーグルト?
なんか想像つかへん...

バナナとヨーグルト?
うわっ、めっちゃ普通やん!ごてごてやん。


桃...
うん、ももにしよう!
桃が入ってまずいとかありえへんやろ!



「親父、桃!」

「ないよ。」 




まだ全部言い切ってないくらいの間での一言。
あんなけイモイモしながら迷って葛藤して、もっといえば2、3人やり過ごして選んで言うたら、
間髪入れずに断られました。

思わず、
「ないんかい!」って日本語で言ってみる。


そんなことに動じるインドの親父ではない。
「で?」
という顔を向けてくるその「どや顔さ」に負けて、


「じゃあ、バナナで...」
敗北感一杯に包まれた一言。



でもバナナやで。

バナナで失敗はないやろ!
めっちゃ想像できるもん。とりあえず意味不明な不味いのよりええやん!



そしたら奥からもう一人の「どや顔」がでてきたのだ。



つづく。



荷物をセキュアして、朝6時くらいにベッドに入ってん。
爆睡して気づいたらめっちゃ明るくなってる。
時計みたらもう12時頃。


朝隣にいた「本山盛り男」はいない。
逆サイドの隣もいない。
そりゃそうか、もう昼やしね。


そう思ってたら順々に部屋に帰ってきて、自己紹介。
「本山盛り」男は今朝の敵意をみじんも感じさせずに握手してくれて。


ご飯を食べてないっていう話や、世界一周中で今朝インドに来たって話とかしてたら
ヨッシーと、逆サイドの人と仲良くなって、
ご飯行こうって誘ってくれたので出かけることに。

ご飯はもちろんカレーです。
その帰りにメインストリート軽く案内してもらいながらその途中で思い出してん。


「ラッシーっていう飲むヨーグルト的なものがうまい!」
って他の旅人からヨルダンで聞いてたこと。

「ちなみにラッシーってどこにあるんですか?」
そう聞いてみたら帰り道にあるから連れてってくれるというので行ってみた。


ラッシーっていうのは飲むヨーグルトって言うたけど、
そのお店はこんな感じ。

地球はでべそだ。 - 就活 篇


真ん中の手の下にあるでっかいボールにヨーグルト?がはいってて、
左のでっかいつぼみたいなとこに入ってる水?みたいなんと混ぜて、
フルーツとかを棒で潰してまぜて、
最後にヨーグルトの表面のすこし乾いた膜?みたいなん(これが結構良いんです。)を上にちょいちょいっとのせて飲むんねん。




でもこのラッシー屋でオレら一行は通常では考えられへん「え!」を体験することになった。




つづく。


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そうそう、でね。
インドでの話。

まずはヨッシーとの出会いがないとこの話は進まない気がする。


ヨルダンからプイーンと飛んで早朝にデリー入りしたオレは普段はあまり泊まらない日本人宿に泊まることにした。

情報収集には便利やけど、外国なんやし、別にわざわざ日本コミュニティーいかなくてもいいかな。
というのがどっかであって。


あとやっぱり日本人同士やと逆に気をつかってしんどかったこととか序盤のペルーで経験してて。


そのデリーで泊まったとこは立地と値段の結果であって、今でも思ってるんやけど選んだとこがたまたま日本人宿やっただけやと思う笑:P

(きっと悪名だかきデリーに警戒してたり不安やったり、最後に悪い思い出で台無しにしたくないって気持ちがどっかにあったのかもしれないのはいなめないけど。haha)


anyway!

その宿に早朝にチェックイン。
とりあえず、緊張感からか疲れてたから寝たい。
でもただひとつ空いたベッドには山のような単行本が積み上げられている。

みんな寝てる…
え。
うわ、起こすの気使うーとおもってイモイモしかけたときに隣の奴が目をさました。

眠そうな少し敵意を漂わせた目で見上げる男。
イモイモしかけて偶然目をさましてくれたことによろこぶイモ男。


「あの、このベッド使われてます?」

「…。」イマイチ意味が分からない様子の男。
よく見るとヒゲはうっすらはえてるけど、見かけ以上に若そうな男だった。

もう一度「あの、このベッ」
と言いかけたときやっと衛星放送の口と音声がズレるときの様に意味を理解した彼が

「誰もいないですよ。あ、これ自分のです。」
と言いながらまとめはじめる。

お礼を言ってバッグを置くとまた眠そうに男はチラッと微かな敵意を感じさせながら布団をあげる。


このときの本山盛りオトコがヨッシーだった。




つづく。



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インドでのストーリーを思い出したのには多分いくつか理由がある。

ひとつは間違いなくインドぶりのヨッシーに会ったこと。
これは間違いない。


もうひとつは、きっと沢木耕太郎くんのせいやろう。
あの「深夜特急」の彼です。
この前東京に来たときに赤坂でふらっと入った本屋さんでつまれたおなじみの表紙が目にはいってん。

でも深夜特急とは書いてない。
旅する力
って書いてある。
もう思わず手にしてて、そっからゆっくりと読み始めたこの本。


旅を終えて、本を書くまでの回想的な本を読みながらきっとオレは自分の旅の回想をしてたんやとおもう。


それからなのか、またはそれに気づいたのが本を読んでからなのかはわからへんけど、やっぱり身近なことの中に旅の中でのデジャヴみたいなのを感じるねんなー。


だから小さいきっかけで、びよびよびよーんって断片的な忘れてたと思ってたことが自分から湧き出てきて、きっとそれを通して自分は今、世界一周の二週目をしているんやと思う。

インドの話せんのかい!
って話しやけど笑!
インドの話ししようとおもってたのに、いっぱい言いたいことでてきちゃったなぁ。笑:P


つづく。



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第一志望のひとつの外資の面接にいってきた。

でもやっぱあれですね、会社みたらなんとなく、会社の勢いみたいなん見えるよな!


その後ですわ。
世界一周中の最後にして最強の国で出会った新潟からやってきた、激アツ男ヨッシーに会いました。

彼の何がすげえって、とにかく素直。
自分のワクワクにすげえ素直。

新潟を徒歩縦断したり、
旅中にテーマ決めていろんな人に価値観聞いて書いてもらってみたり、
就活中、ダンボールに「営業の人話きかしてください」って書いて街頭にたったり。。

とにかくおもしれえことばっかりやってる。
インドで出会ったのはホンマ一瞬やったのに、同じ匂いするからなのかまた機会会って東京で再会!


走馬灯のように思い出す、インドの話。
世界一周の話。

そんで一つ、インドで他の誰もしたことのないであろう共通経験を思い出しました。



つづく…




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