就活生たちへ~
その学生と初めて会ったとき、
何故か敵意に近いものを感じた。
1つ2つ質問をしてみると
それが確信に近くなった
それはどんな事かと言うと
会話が一方通行なんだ ・・
とにかく自分の事は
マシンガンのように語る
それは受け手を全く無視した
自分本意な言動ばかり
笑顔も1つもなく
ただ強引に自分の要素を
果敢にアピールしていました
そのエゴさが
たぶんボクは敵意のように
感じたんだろうなぁ
良いところもあったんだ
まず、声が大きかった
元気だってあった
そして彼なりにそれは真剣だった。
ボクは彼に伝えたよ
キミは自分の行動に対し
相当真剣に向き合って来たようだね
キミは素晴しいと思うよ、
だってなかなかキミのような
声が大きく元気溢れる人物って
そうはいないからね
キミの就職活動に対する
一生懸命さは充分伝わるよ
でもね・・
キミは気づいてないと思うが
キミが放つ会話は
実は物凄いスピードボールのようなものでね
受け取ろうと思えば受け取れるが
全く受け取りたいと思わないんだ。
なぜなら
キミは相手の事を全く考えていない
ただ自分が満足する為に
キミの自己発信力を満足させる為に
ひたすら恐ろしいくらいの
スピードボールを放ってる・・
誰が受け取るんだい?
そんなクソボールをさ?
相手の事を思ってくれて放つ
そんなスピードボールならば
たとえどんなクソボールだって
キミの為に体を張って受け取ろうと思う
でもキミが放つボールには
相手を思いやる
そんなやさしさの1つすら見えない
いらないよ
そんなスピードボールなんか。
だからキミは面接が通らない。
人事側だって人間さ
感情の生き物だよ
しっかり受け止めやすいボールを力こめて投げれば
間違いなくしっかり受け止めてくれるんだ。

面接ってさ
相手があって初めて会話は成立する
だから自分勝手に一人で頑張ったって
会話が成立するはずがないだろう
キミは相手を考え思いやると言った
会話において一番大切なことを忘れてる
だから誰もキミの言葉を
真剣に受け止めようとは思わないんだ
そしてそれがキミの今の状況を招いてるわけだよ。
その後
彼は彼なりに理解を示して
言葉の使い方を、発信の仕方を
相手を思いやる事の大切さを
しっかり心に刻んで帰って行った。
恐らく彼のように
根本的にチカラのある人物は
どこかのスイッチを切り替える
ただそれだけで抜群に変貌するんだ
ボクはソコを期待してる。
そうやって就職活動はさ
キミ達を成長させて行くんだね・・
就活スタート時の自分と
そこから数ヶ月過ぎた今の自分とでは
全く別の成長した自分がいる事に気づくだろう
だから就活って素晴しい!
ボクはいつもそう思って
学生たちと会っています。
by あしなが
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