ある学生がボクの目の前に座った・・
彼は小柄でクリクリした目が印象的でしたが表情が薄く感情の波動が何も感じられなかった・・
聞けば面接のトレーニングを受けたいと言う・・
ふ～んそっかぁ、で、どした？
60社ほど選考して1度も次へ進めていないのだと言うんだ、その日から彼は定期的に自分から連絡をしてきてはトレーニングを受けていた・・ボクは断る理由もないので彼の意志を重んじていた・・
しかし相変わらず彼からは表情が薄く感情の波動が何も感じられなかった。
そんな日々が続いたある日・・・
彼の母親からボク宛に電話が入った、なんだかヒステリックな声・・・電話の向こうの様子が目に見えた・・・
「あなたがあしながさんですか！私の子供に笑えとかもっと笑顔を出せとか何で勝手にそんな事言うんですか！私の子供をバカにしてるんですか！何様のつもりで子供とあってるんですか！人の子供をバカにしないでよ！」
そりゃ凄い剣幕で怒鳴りかけて来たのさぁ～
でもなぁ、それは全く間違った捉え方、考え方だったのでボクは母親に言葉をこう返したんだ
お母様は何か仕事をされていますか？
そう聞くとスーパーでパートしていると言う、しかも今も疲れていて体調が悪く、挙句に息子は就職出来ない状態で気持が落ち込んでる・・そうヒステリックに声を荒げていたさぁ
しまいには・・
あしながさん何でもいいから息子に会社をなんとか出来ないの！と無茶苦茶な事まで言い始めたんだ・・そこでこんな話をしたのさぁ
■１つお答え下さい・・お母様はスーパーで接客の仕事をされている、その仕事を行なう時は笑顔で対応していますよね
○アッタリ前でしょ、何言っているの！怒
■ じゃ、伺いますが、なぜ笑顔で仕事をされているんですか？
○お客様がいるからじゃない、当たり前でしょ！
■そうですね、それが仕事だからですね、例え自分の体調が悪くたって、例え自分の家族に何かがあったとしても、仕事で職場に立つ時はそんなことは関係ないわけです、だからどんな事情が自分側にあったとしても職場では笑顔を出さなきゃいけない、なぜなら、それが仕事だからです、お母様がやってらっしゃる仕事もそうですよね
○当たり前じゃない！私だって体調悪いのに今日も仕事して来たんだから！
■ お子さんも同じなんです！
○ ・・・・・！
■ 貴方のお子さんも同じなんです、いいですか、ご子息が挑戦してる面接と言うのは、面接と言う席にご子息が座った瞬間から、ご子息は〇〇大学の〇〇さんとはもう見られていないんです！この会社の社員として見られているんです！この会社の社員としてどうなのかそれしか見られていないのですよ！
○・・・・・・。
■ 例えばその企業がお母様と同じ接客業だったとしましょう、その面接で笑顔の１つも出せないような人物がどうして採用されるんですか？社員は自分の事情がどうあれ社員である以上は仕事を優先しなければいけない、自分の事情のせいでお客様に笑顔が出せないのであれば、企業はそんな社員はいらない！
○あっ・・・。
■自分の都合のせいで笑顔が出せない人物じゃいけないんですよ、無理でも笑顔を出す努力をしている人物、一生懸命にそこを理解し努力している人物しか次選考に進むチャンスはもらえないんです！だからボクは笑顔を出せ！と伝えているんです、自分の都合では通用しないんです！
○・・・・はぁ。
■ 最後に・・ご子息は自分の意志でボクのところに来ています、その意志を妨げる事はたとえ親でもどうか？とボクは思います。なぜなら〇〇君はそれだけ必死なんですよ・・・。
この話は昨年あった事実です、その当時彼は母親から携帯すら許されていなかった・・
随分と母親に押さえつけられていた部分があったようでした
だから・・「お前さぁ携帯くらい自分で働いて持てよ、そうすりゃママに文句言われる筋合いなんかねーだろ・・ましてや企業からの連絡なんかどーすんだい、自分から動けよ、今までの自分とサラバだ、なっ！」
そんな言葉をかけながら、彼とは対応して行きました。
キミに気が付いてもらいたいんだ！
なぜ面接で笑顔が必要なのか
その最も根っこの部分をしっかり理解してもらいたかった・・それが今日のボクからのメッセージさぁ
「就活ラブ
」だぜベイベ！
就活支援センター Ｂｙあしなが
Ｍｒ、就活ソウルダイナマイト
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