久しぶりに中野駅南口から徒歩1分のこちらにお邪魔した。
「さらしな總本店」は中野駅の北口、そして西武新宿線「田無駅」から徒歩3分のところにもあるが、佇まい、店内の雰囲気はこの中野駅南口店に軍配が上がる。
訪問したが12時30分頃だったため、店内には5人が待っていたが、席を立ちそうな人も見受けられたのと、2階にも部屋があるので待つことにした。
待つこと10分、くの字のカウンター席の右奥に通された。目の前が打つ場である。
さてメニューを開くと今月の変わり蕎麦は「桜切り」だ。
当然、桜切りを頂くことにしたが、三色があるので、そちらを注文。
右から「さらしな」「桜切り」「田舎」だ。流石に美しい。
まずは「さらしな」から頂く。コシも喉越しも申し分なしだ。
次に待望の桜切り~
刻んだ桜葉を練り込んだこの蕎麦は、穏やかながら鼻腔を刺激する桜の香りがなんとも優雅な気持ちにしてくれる。
コシもしっかりしていて喉越しもいい。美味い。
次に田舎~星が入っている。しっかりしたコシは噛みしめると反発してくる強さ。そのうちに、じわりと穀類香が立ち上がる。この田舎、歯ごたえと風味がを噛みしめて味わう蕎麦だ。
汁につけてさらに手繰る。存在感のあるこの田舎~汁と相まって美味しく頂いた。
花番の気さくなおばちゃんの接客も気持ちいい。
カウンター角のさり気ない生け花も、
この店らしい雰囲気を醸し出している。
いやあ、ご馳走様~
次回は蕎麦前から楽しもう。