クッキー(Amigo piedāvā: multene "Cepumi")ラトヴィアのアニメ | 妄想印象派 自作のイラストや漫画、アニメ、音楽など

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Cepumi


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公式サイト

http://amigo.lv/lv/dazadi/kinobusins/


監督(Režisors):ヴァイディムス・ジュクス(Vaidims Žuks)


言葉がよく分からないので憶測で書きます。

『アミーゴ』(Amigo)という所でラトビアの子供達に

キャラクターデザインの募集を行い、

その中の選ばれたキャラクターが、

アニメーションになって動いた、という事でしょうか?

「コンクール」を意味すると思われる「Konkursa」という単語が、

上に貼り付けたリンク先の頁のトップに出ていますし。


こういった試みは、日本でも結構あります。

例えば、1980年代半ばに『ゲゲゲの鬼太郎』のアニメがやっていた時、

そのタイアップ企画の一つとして、月刊『コミックボンボン』が、

日本全国の子供達に「自分の考えたオリジナル妖怪」を募集していましたし、

ポケモン』でも同様に「子供達の考えたポケモン」

の募集が行われた事があった様な

(よく分からないけどそんな話を聞いた様な聞かない様な)。


「オリジナル妖怪」のグランプリ作品をよく憶えています。

『走火』(はしりび)といって、かなりカッコいいデザインでした。

確か、小学校高学年か中学生くらいの子がデザインしたのかな?

その年齢にしては凄いなと感心していました。


ドラえもん』でも、月刊『コロコロコミック』の企画だったと思いますけど、

日本全国の子供達に「自分の考えたひみつ道具」

の募集を掛けていた記憶があります。

1980年代か1990年代頃のかなり昔ですけど。


話をラトヴィアに戻しますが、主人公のデザインが良いですね。

『オバケ』(オバQとか)みたいな、そんなノリ。

「一体どこからそんなデザインが出てきたんだよ!!」

と思って仕舞うようなデザインが良い。

名前は『シュニスブァニクス』(Šņisuboniks)で合ってるでしょうか?

11歳の女の子がデザインしたらしい。


上のリンク先に掲げている絵には、

他にも現代美術やアール・ブリュットさながらの

物凄いデザインのキャラもいます

(ルーゼリス、ナルクァゼ、ルーピス、辺り)。


話の内容は、さらわれた父親を取り戻す冒険物の内容らしいです。

「残念だったな、明智君!!」「おはよう、フェルプス君」みたいなノリの(?)、

置かれている手紙に書かれている内容に従って突き進むわけですな。

で、何故『クッキー』という題名なのかというと、

最後にその理由が分かります。


『狂ったウィンドウズ・ビスタ』(Crazy Windows Vista)

というキャラクターなんか、名前が際どいですね。

日本では放送コードに引っ掛かります。

でも子供だったら、これくらい羽目は外します。

 

児童画』なんかを見ているとつくづく思うのですが、

子供達の想像力って、素晴らしいですね!!

時々、誰から教わったというわけでもなく、

独自の画風を築き上げている子供がいますもん

(ヘタウマではありますけどね)。

でも、成長するに従って、そういう能力が失われて行くわけです。

皆“普通に上手い絵”を描く様になるのですが、

オリジナリティの無い没個性な絵ばかりを皆描く様になるのです。

それが残念!!


子供の想像力を、常識の型に嵌った了見の狭い大人が

封じ込めてしまう弊害が、よく嘆かれていますわな。

例えば、「そんなことをしても意味が無い」

「人生の競争に勝つ事だけを考えろ」

「世の中お金が全て」「ワーキャー○○(有名人の名前)様ステキ~!!」

「テレビが言っているから」「偉い学者が言っているから」

「そんなの常識的に有り得ない」

「そんなバカな事言ってるんじゃないの!!」

「売れてない無名のものはそれなりにダメな所があるから売れないのだ」等々・・・。


これでは、ストレスが溜まりますわな。世の中つまらなくなりますわな。

そして子供達は、将来に夢も希望も見出せず、

弱肉強食と自殺が世の中に蔓延るのでした・・・。

私は、こういった「無情な」世の中に抵抗する、レジスタンスなのです!!

周囲からどんなに白眼視されようとも、無視されようとも、

世の中を明るくしようと、ひたすら盛り立てているのです。


何だか話が大きくなり過ぎました。

そんなわけで、面白いアニメーションを有難うございました!!

キャラクターがユニークで面白いし、内容も不条理的で面白い。


【追記】

2~4番目の画像追加(2018/8/12)