ここ の続き。
暑さに加えてハードなスケジュールだったせいか、早めに寝たにも拘らず、
翌朝は疲れが抜けきれていなかったみたいで、ちょっとダルかったです。
でも、早めに事を済まそうと、早めに起きてホテルをチェックアウト。
伊勢神宮内宮(ないくう)へ向かうバスを待ちました。
目の前に、閉店した『三交百貨店』の建物があり、ちょっと寂しい感じでした。
Wikipediaによると、ジャスコ(現・イオン)出店のせいで売り上げが下降し、
伊勢店が、丁度10年前の2001年に閉店した上、
2006年には会社そのものが倒産してしまったとのこと。
伊勢市駅から伊勢神宮内宮へは、バスでも結構な距離があると思いました。
余り憶えていませんが、朝9時頃に到着したと思います。
この時間でも結構人は来ていました。
●参拝雑感
とてつもなく広いと聞いていたので、どれくらい時間が掛かるのか不安でしたが、
実際参拝してみると、それ程掛かりませんでした。
まあ、伊勢の森自体がとてつもなく広いという事で、
境内も広い事には違いありませんが、丸1日も掛からず余裕で回れるという事ですね。
印象的だったのは、とてつもなく太い杉の木が何本も立っていた事。
森の中だけでなく、参道のど真ん中にまで生えていました。
それから、脇の方へ続く小道があり、その先にもお宮があったりしました。
他の大勢の参拝客は、只単に気付かないだけなのか?
それとも、悪い意味での日本人らしさ(右へならえ的)のせいで、
皆が行かないから自分も行かない、という感じなのか?
その脇道へ行こうという人は余りいませんでした。
(注:日本人というと、行列に並ぶのが好きとか、右へならえする等と言われて
いますけど、何も日本人に限らないと思うのですが(傾向の強さの問題?)。
というか、元々日本人はそうだったのでしょうか?
戦後の教育やテレビ等からの悪影響のせいで、
自分でものを考えない劣化日本人が増えたとはよくいいます。)
神宮司庁の近くにも祠が2つあり、やはり殆ど人が来ていませんでした。
その内の一つは、丈夫な子供が授かりたいという人が訪れるべき祠だったような
(よく憶えていないので断言はしません)。
私は、日本人離れしているとよく言われる事と関係があるのかどうかは分かりませんが、
余り人が行かないからというのと、珍しもの好きの性格と、細かい所まで見てやるぞ!!
という考えのため、そういう所へは率先して行くようにしました。
休憩所のそばには池があり、大きな鯉が何匹もいました。
一番大きくて80cmくらいなあったかな?
とにかく圧巻でした!!
それから、休憩所の入り口扉の内側に「神鶏がいますのでご注意ください」
みたいな貼り紙も貼ってありました。
「はて、そんなのいたかな?」と思って休憩所を出た所、
そばの森の中に、鶏の群を発見!!
みすぼらしい感じでしたが(失礼)、数羽の鶏が寛いでいました。
見た目普通の鶏で、一話だけ茶色。
人慣れしているせいか、近寄っても全然驚かない。
”神鶏”というからにはもっと尾長鶏みたいなのを想像していましたが、
普通に可愛かったです。
見ていて癒されました。
参拝の作法が分からず、手水舎の柄杓に直接口を付ける人がいたり
(知らなくてもやっちゃいけないの感覚でわかるだろ!!汚いだろ!!
というか、口を濯ぐのを知っているのに直口をするのが信じられない!!)、
真ん中は神の通り道とされているので通ってはいけないのだが、
橋の真ん中の中央分離帯に乗って歩いている子どもがいたり
(子どもだし知らないでやっているので、神は多めに見てくれるのだろうと、勝手な妄想)、
正宮の撮影は階段の下からでないとやってはいけないのに(立札にそう書いてあった)、
階段を上がった所から撮影している人等がいました。
●おはらい町(売店街)
境内入り口横附近には売店街入り口があり、売店がズラッと並んでいました。
気が遠くなるくらいの数の売店があり、まず一度に全てを見るのは無理。
一番良いと思った商品は、『とうがらしもろみ』という、一言で言えば「ご飯の友」。
関東風な甘ったるさが無く、関西風で塩味な所が好き。
私は東京生まれ東京育ちなのに、何故だか関東風の甘ったるいのが苦手。
おかずで甘いのが信じられないという味覚の持ち主(甘いお菓子は大好きなんですが)。
先祖は東日本系(東北など)縄文人なのに(?)、何故か味覚が関西人。
小学生の時、心太に黒蜜をかけて食べるやり方を自力で考案する程ですから
(関西ではそれが普通の食べ方であることを全然知らなかった!!)。
以前京都で天丼を食べた時、味付けが理想的だと思いました。
東京のはちょっと甘ったるいですね。
とにかく、『とうがらしもろみ』が大好きになってしまいました。
これについては別のエントリーを立てて紹介いたします。
朝から何も食べていなかったので、茶屋で伊勢うどんと梅おにぎりを食べる。
その店を出る時にいきなり土砂降りに遭い、暫く足止め。
●忘れてしまった事(籠目紋の石灯籠)
参拝を終えて帰る時、人が更に増えていました。
夏休み期間だから混んでいるのか?
それとも普段から混んでいるのか?
よく分かりません。
で、帰った後に「しまった!!」と思いました。
内宮と外宮(げくう)、伊雑宮(いざわのみや)を結ぶ道路に建立されている石灯籠に、
カゴメ紋(六芒星)が彫られているとの噂を聞いていたので、
それを写メーに収めようと思っていたのですが、
伊勢旅行中は何故だかその事をすっかり忘れてしまっていました。
そのカゴメ紋入りの石灯籠は、いずれ全面撤去され、
新しい石灯籠に建て替えられるそうです。
建て替えられる前に又行くか。
この石灯籠については、こんな興味深い裏話があります(勝手にリンク失礼します)↓
http://tak0719.web.infoseek.co.jp/qanda3/40syny0JRBnAY87787.htm
その他、『王仁三郎と日月神示のひな型神劇』(伊達宗哲:徳間書店)
にも詳細が出ています。
不勉強なので、これ以上は言えませんが。
実は、その後直ぐ帰途にはつかず、また外宮に寄ったのです。
それからやっと帰宅。
確か帰りの電車に乗車した後、雨が降りだしたような(余り憶えていませんが)。
とにかく不安定な天気でした。
【関連エントリー】
伊勢神宮参拝旅行(2011.8.15-16)前編