時系列で述べていきます。
まず、私がこうぶんこうぞうさんの存在を知ったのは、
弊ブログにこうぶんさんのブログからペタが来た事が切っ掛けです。
”ペタ”というのは、「ブログを訪問しましたよ」というのを任意で知らせる機能で、
アメーバブログをやっていないと出来ません。
”拍手”機能のようなものです。
で、こうぶんさんのブログを見てみると、トップの画像に、
「もしお地蔵さんが人間の姿になったら、多分こういう感じになるのだろうな」という
強烈なオーラを放った児童の絵が出ていて、度肝を抜かされました!!
それから『コットン』と呼ばれる、ドラゴンボールの『界王神様』みたいな妖精の子の絵も
異世界からの使者という感じで、観ていてとても強烈な印象を受けました。
で、私は滅多な事では読者登録しないのですが、直ぐに読者登録しました。
でも、ちょっと「何だろう？」という所があって、それは、画像を見てみると女性なのに、
名前が男っぽいんです。
最初私は、男っぽいペンネームの女性漫画家とかよくいたりするので、
もしかしてそのノリだろうか？と思ったんですけど、実はそうではなく、
性同一性障害者だという事が、結構日数が経ってから判りました。
こうぶんさんが、どういった立ち位置の方だろうが、
作品そのものが純粋に気に入っているので、全く関係ありません。
実は、オープニング初日に行こうと思っていたんですけど、
自己管理が出来ない上に仕事で疲れていたので、昼寝していて行かれませんでした。
しかも、音楽家を招いての音楽とのコラボもやるとか告知していたので、
観に行かれなくて残念だなあと思ってよく確認してみたところ、実は７日だそうで、
高須健市さんの個展の時と同様、またまた日付を誤認していました。
でも、７日は仕事なので、結局はどう転んでも観に行かれなかったんですけど。
実際に個展会場で実物を観てみると、やはり迫力が違います。
妖艶なオーラを放った子ども達がこちらを見つめる絵・・・。
優しい笑みや哀しい表情で気孔弾でも発射しそうな？
作品から発する妖しいオーラが凄い!!
それから、会場の端の至る所に画材として利用した布の切れ端が散らばっていて、
お客さんは勝手に持ち帰って良いとのこと。
というのも、家に持ち帰った後に布の切れ端を見て触る事で、
会場にいた時の感覚を呼び覚まして欲しいからだという。
以前の個展では、自由に持ち帰って良い貝殻を会場に撒いていたそうです。
こういったサービス精神は、激しく同意です。
一般的に展覧会は、作品を見るだけで、触ってもいけない。
展示会場を後にすると、大抵そこでプツッと作品を観た時の感覚が終わってしまう。
後で図録を見たとしても、会場で観た時の感覚までは遠く及ばず蘇らない。
私なんかも、お客さん参加型の作品の方が、ずっと楽しいだろうと思っています。
こうぶんさんは、作品を触っても良いとも仰っていました。
驚くべき事はまだあり、個展会場のスタッフの殆ど全てが性同一性障害者だそうで、
男だと思っていたスタッフが、実は元女だそうで・・・。
「え～～～ッ!!!!!?」と大音量で驚きました。
つまり、会場の『ギャラリー156』は、ゲイ関係の画廊ですか？
お客さんにも、それ系の方々がお見えになってました。
ちょっと緊張してきました。
因みに、美術関係で性同一性障害の知り合いが1人います（心が男性の方です）。
会場奥には、こうぶんさんの出ている映像が流れているんですが、
YouTubeにも出ているらしいです。
世の中は広いので、大抵は何処かの誰かがネットに出しているものです。
私が最初にこうぶんさんの絵を見た時、絵本か何かで見たような・・・、
と思ったんですけど、どうやら勘違いのようです。
でも、実際絵本も出してらっしゃいます。
やはり、とても良い美的センスに溢れた世界が散りばめられていました。
その絵本の巻末に、男性だった頃のこうぶんさんが出ていたんですが、
物凄い超美男子です。
小室哲也似ですかね？
当然女性に大変モテたそうですが、興味は無いそうなので、
「或る意味凄い勿体無いですね」と、大変失礼な事を言ってしまいました
（私はこういうキャラなんで）。
この後、別の展覧会のオープニングがあるため、会場を後にしました。
それについては、又後日。
こうぶんこうぞう展『Ｄｒｅｓｓ...』
期間：2010年03月05日（金）～03月20日（土）
開催時間：11:00～19:00
場所：ギャラリー156（東京都中央区銀座1-5-6福神ビルB1F）
特別企画：03月07日（日）14:00～
ゲスト：Voice Performer「nilksnow」
（特別企画・個展共に入場無料）
【追伸】
以前、阿藤秀一郎 のエントリーの時に軽く触れた内藤瑶子さんの個展に、
そのエントリーを書く１ヶ月程前に行ったんですが、
その会場であるT-BOXからギャラリー156までは、１～２分程歩いて着いてしまう
目と鼻の先の距離でした。
この後寝ずに仕事に向かいます。
大変だ～!!