胃がんの治療後の目標、黒木奈々さん | 人生ゆっくりと今を生きる ~Lives Life No Matter

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ガンになって死というものと向き合った。
人間である限り、遅かれ早かれ平等に訪れるもの。
幸福か不幸か関係なく、物理現実の先にあるもの。
終わりを見据えて、今生が老後だと答えが出た
そんな一片の備忘録

胃がんを宣告され、手術が終わって、

スマホが触れる程度に回復したころ、

巷の人はがんになったときどうしているのか、

どんな人がガンを患ったのか、

ガンのステージやガンの副作用、

気になって色々と調べてみた

 

当時いの一番に思い付いたのは、雨上がりの宮迫さん

たまたま検査して胃がんが発覚し、早期治療で復活し

保険会社のCMにもでていた

 

俳優の市村正親さん、篠原涼子さんの旦那さん

たしか60代で胃がんを克服し、テレビ番組で病気とも感じさせぬほどの

歌声を披露されていたのが特徴的だった

ガンを克服するとここまで戻れるのかと感動したのを覚えている

 

司会者の大橋巨泉さん

お亡くなりになってしまったが、胃がん以外のがんを

何度も克服されている。何度も回復してはテレビに出ていて

不屈のバイタリティを感じた。

 

アナウンサーの黒木奈々さん

この方もお亡くなりになってしまったが、僕が胃がんを患った時期が割と近かったので

勝手にシンパシーを感じてしまった。ステージも僕と同じでステージ3だった。

当時入院中に、黒木さんは療養後、報道番組に復活するという記事がでていたので

ここまで社会復帰できるのかという、一筋の光が見えた。

特にガンの進行度合いも同じぐらいだったので特に影響を受けたのだと思う。

そして成功のモデルケースとしてずっと追いかけるように目の前の課題を片付けていった。

そしてお陰様で退院することができて、それからもせっかく黒木さんの存在をしったので

メディアで活躍する姿を見たいと思っていたが、同年秋口ごろにまさかの訃報が流れた。

 

本当にやるせなくて、もし変われるものなら立場を交換してほしい、

なぜ僕みたいな影響力のない方が生き残っているのか、

と、世の中の残酷さをひどく痛感し、なかなかその事実を受け入れづらかった時期があった。

光が遮断されて、目の前が真っ暗だった。それくらいの強い存在だったんだと思う。

非常に一方的で勝手に思い込んでいたので、黒木さんから見ると迷惑だったとは思うが…