幸福って何ですか? | 桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

★職業:講師 ★専門:ストレスマネジメント アンガーマネジメント コミュニケーション危機管理 ★特徴:「あたま・こころ・からだ」をととのえる ★㈱コミュニケーション・デザイン結 代表

ときどき

私を助けようとしてくれる人がいます。

 

とてもありがたい話ばかりで

お声をかけてくれることには深く感謝します。

 

その方の厚意を無駄には出来ないので

お話は伺うこともあります。

 

話しているうちに

その方の考える私の成功した姿や

幸福のイメージが私が考える幸福と

全く一致しないことが多く

お申し出も辞退させて頂いています。

 

一昨日何億円も
私にあげたいというメッセージがきました。

もちろんそんな都合の良い話などありません。

FBでは国際遺産相続詐欺をする人が
いるのです。

 

内容は巧妙に出来ていて

お金があれば幸福はある程度味わえるので

一瞬信じたくなりますが

そういうお金は結局ありがたみがないです。
 

誰かに助けてもらうと

楽になるのは目に見えています。

 

私にとっての幸せは「楽なこと=幸福」

ではないので興味がわきません。


苦しいからやりがいがある

 

スポーツやビジネスはスキルが必要です。
それは誰かから学ぶ必要があります。

でも

方法の選択は自分がしなければなりません。

 

テニスをやっていたとき

こんなシーンをよく見ました。

 

初心者の講習会なのに

コーチが最初から細かいスキルやコツを

初心者に必死に教えるのです。

 

早くうまくなってほしいからという

親切心からです。

 

ところが

初心者はコーチのいう通りには出来ません。

むしろ、スキルの押し付けで

窮屈で息苦しいように見えました。

 

あるコーチが

「初心者はボールを打って

アウトになってもネットをちゃんと超えたら100点!」

と笑顔で教えたコーチがいました。

細かいスキルの指導は一切なし。

生徒たちのフォームはめちゃくちゃですが

生き生きと楽しくテニスに取り組んでいました。

自分で乗り越えるから楽しい

コーチングを学んだとき

インナーテニスという本を知りました。

 

テニスの出来ないコーチがテニスを研究して

初心者にテニスを教える方法が書いてありますが

中身はユニークです。

 

テニスの経験がないのに教えるために

必死にテニスを見て研究して

本質だけに焦点をあてます。

 

そして

「ボールが来たら「はずんで、打って」と

声をだしてタイミングを合わせてラケットをふるだけでいいです。」

と教えます。

 

シンプルです。

 

傾聴して目標達成のサポートをする

コーチングの隠れたバイブルとして役に立つ本です。

 

初心者が

テニスを知らない人からテニスの本質だけを学び

上達していくという本です。

ヘルプとサポートの違い

 

人に必要なのは

ヘルプよりサポートだと思います。

 

もちろん本当に援助が必要な人もいて

ヘルプしなければいけない場合もあります。

 

それでも

例えば目が不自由なお子さんを持っている方は

四六時中お子さんの援助をしているわけではありません。

 

お子さんを信じて白杖で歩くサポートをします。

 

手をだした方が楽だし安心でしょうけど

見守り信じて応援しています。

 

困難は自分で乗り越えてこそです。

何かをやりとげたら

自己肯定感がUPしていきます。

それが生きていく自信になります。

 

自分で工夫し自分にあった方法で

うまくいく方法を探す過程に意味があります。

 

苦労したからこそ

達成感が充足感や幸福感を感じます。

 

マラソンは4キロより

42.195キロを走った方が達成感を感じる筈です。

失敗しないようにするより失敗させる方が良い


先に書いたテニスの話ですが

初心者が空振りしたりミスするのを

失敗したと捉えるコーチは

四六時中技術の修正の指導に必死です。

 

もちろん上手くなった方が

スポーツは楽しいですが

 

初心者は

うまくなくても十分に楽しいのです。

 

ラケットを振った爽快感。

初心者でも

まぐれでコートに入った達成感。

 

それは失敗し続けた中で感じる

達成感であり、すごく嬉しいです。

 

 

 

 

オリンピックに学ぶこと

 

カーリングの選手たちの

「チームコミュニケーションを大事にしている」

これは私も共感します。

 

機内もチームコミュニケーションを大切にします。


 

CA達は自立している子が多く

STAY先では別に行動します。

べたべたした人間関係ではなく

あっさりしています。

 

人間ですから苦手な人もいますが

初めて組むCREWも

苦手な先輩や嫌いな上司と組んでも

「FOR THE TEAM」です。

 

食事だって一緒に行くし

仕事の場では歩みよって

サポートしあいました。


違いを憎むことはなく

違いを尊重しながらコミュニケーションすることは

大変ではなくやりがいのある挑戦でした。

 

お客様と接することは

まさに違いを体験することです。

 

失敗もたくさんありましたが

やりがいが本当にありました。

 

カーリングのメンバーも

幼馴染かもしれませんが

違う人間なので努力して今の人間関係を築き

大事な試合の場面でも

あんな風に自由に意見を言い合えるのかなと思います。

 

決勝進出してほしいですね。

 

金メダルを取らなくても

失敗しても頑張っている姿を見るだけで

幸せな気持ちになります。

****************

今日は秋田で新入社員研修です。

4月前に研修を実施する会社が増えてくるかもしれません。

今マナーやコミュニケーションの土台を知ることで

3月末まで自分を調えることができるし

4月からは専門的なスキルの習得に集中できます。

 

マナーもコミュニケーションも失敗しながら

学ぶしかありません。

ダイバーシティは多様な人材を積極的に活用すること。

 

でも、私たちは道具ではなく人間です。
人間は皆多様です。

 

世界の人口は既に76億人。
(半分は35億じゃなく既に38億です・・・苦笑)

違いを利用するのではなく

違いを知ることがスタートです。

マナーやコミュニケーションは

違う人間と関わるためのパスポート。

今日はそんな話をしてきます。

良い一日にいたしましょう!!!
 

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