年齢を重ねることは人間の身体の機能が落ちていきます。
最近はアンチエイジングが当たり前になってきたので
女性の場合は戸籍年齢と見た目年齢が一致しないよう努力を重ねます。
かくいう私もその一人。
若く見られたいという潜在的女心には私は逆らえません。
昨日読んだ本にどきん!とすることが書いてありました。
それは「のどの筋肉」の衰え。
ものを飲みこんだり、話をするときに必要なのは「のどの筋肉」
最近数年ぶりに会った友人と話していたとき
声がとてもかすれていて聴きにくいのです。
元々穏やかで口数が少ない友人でしたが
胸騒ぎがするくらい違和感がありました。
数年ぶりだからこそ感じたのですが
私はいつも話の内容じゃなく表情と声のトーンに集中しているので
表情や声が変わると気になってしまうのです。
本によると
・舌の縁がガタガタで白っぽい
・30秒で唾液を3回以上飲みこめない
・出しやすい声で「あー」と発声して10秒以上続かない
この三点は要注意だそうです。
舌や喉の力が弱くなると、誤嚥性(ごえんせい)肺炎を起こしやすくなるので
反射も衰えるので喉の蓋が締まりにくくなるともありました。
喉の蓋には筋肉なんかありません・・・。
ではどうするかというと
舌の筋力を整えることが重要だとか・・・。
ご存じですか?
肺炎は死因の第3位です。
肺炎を原因とした65歳以上の死亡率は96%。
肺炎はとても怖い病気だということです。
老化って嫌だなぁ・・・なんて誰だって思うかもしれませんが
歳を重ねて高まる能力もあります。
それは「呑み込む力」
人を丸ごと受け入れて理解する力です。
評価も審判も判定もせず、全てを受け入れる力は
膨大な人生の経験と体験と気づきから作られていると思います。
理解する
承諾する
納得する
十分に心得る
引き受ける
これが呑み込む力で
アサーションに一番必要な心の筋力の一つです。
人生経験とともに進化している筈の呑み込む力。
歳を重ねているのに、まだその力が弱いならば
それはとても残念なことです。
せっかくの人生経験が生かされていないということ・・・かも。
衰えるものはたくさんあります。
でも年齢を重ねて自然にUPする能力もある。
UPした能力があるならば使わないともったいないですね・・・。
象を飲みこんだウワバミの想像力は大人になれば失ってしまうかもしれません。
でも像飲みこんだウワバミを想像する子どもの心を
そのまま大切に受け入れる力。
それは年齢とともにUPする心の力だと
私は勝手にそう思っています。
年齢とともに得意になれるコミュニケーションスキルですので
時々BLOGでも書いていこうと思います。
今日はJAPAのリスクマネジメントセミナー(IN 新橋)
アサーションについて終日勉強します。
受講生の皆さんと一緒に
「言葉を呑み込む力」についても考えます。
雨の東京。
天邪鬼の私は雨が大好き・・・

今日は静かに一日勉強する日。
皆様も良い週末をお過ごしください。