この先、いつか何かに惑い、悩んで困った自分のための記録 | 桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

★職業:講師 ★専門:ストレスマネジメント アンガーマネジメント コミュニケーション危機管理 ★特徴:「あたま・こころ・からだ」をととのえる ★㈱コミュニケーション・デザイン結 代表

この一週間を振り返りました。
私の心は少しずつ変わっていることに気が付きました。
何かに過度に反応せず、反論や反発する気持ちもあまり起きません。

でも0ではないので、自分が振り回されそうだと感じたら
そっと離れた場所に移動するという選択できるようになっています。
少しだけ進歩しました。

前は正しいとか間違っているとかにどうしても逃げ切れず
違う価値観の押しつけは、反発を感じました。

ところが、この一週間反発する気持ちも起きず
特に昨日と今日は、もし誰かが私を非難しても
遠くの風景を眺めるように、私には反応がおきないと思います。

「命」や「愛情」について
真剣に自分を振り返るような出来事に遭遇していたので
頭はそのことで一杯で、余計なことは考えることができません。

とりわけ昨日と今日は
大事なものを失った喪失感と深い悲しみが体感覚にあり
怒る気持ち、貪る気持ち、愚痴る気持ち、憎む気持ちが
心に入る隙間は一切ありません。

悲しくて静かで、どれほど愛していたかを
どんなに大事だったかを身に沁みて感じているだけです。

猫を見つけられないことで、それほど?
と理解できないでしょうけど
猫は風景のように当たり前にいて
家族の愛情は猫にはいつも注がれていて
皆の優しい気持ちそのものでした。

猫のいない風景を受け入れることは
今とても難しいです。
朝近所を捜索しながら、現実を受け入れようとして
私は受け入れられなくて泣きました。

10年前一緒に住んでいた母が急死したときも
家族全員にかなり深い喪失感がありました。

息子達には、単なるおばあちゃんという存在ではなく
働く両親はいつも家にいないけれど
おばあちゃんはいつも家にいて、生活や風景そのものでしたから
日常の風景が消えるようなそんな深い喪失感を体験しました。

気が付いたことがあって・・・

今の私はとても悲しいのですが
何かに影響されたり、怒りや憎しみやマイナスの感情は起きません。
ネガティブな気持ちも、過度にポジティブな気持ちもなく静かです。
過去の全ての出来事にも反応もせず

ただ・・・そういう出来事があった。
としか受け止められません。

自己憐憫もなければ、自己欺瞞もなく
自分を飾る気持ちも起きませんから、好きも嫌いも感じません。

深い喪失感は、心の澱を一瞬で消して流し去る。
全てが水に溶けていき、消えていきます。

闘ったり怒るエネルギーがないだけかなと思っていたのですが
そうではなく、無駄な感情は持っていられません。

たぶん五欲も三毒も煩悩も生涯消えませんが
それに長く呑み込まれることは今までよりもなくなります。

人生を振り返ると
こんな強い心の痛みを経験する度に
私は変化して、欲を手放してきたのだと思います。

手放すのは捨てるのではなく
ただ手を開くだけです。

握りしめること、執着することに興味はわきませんから
自分の価値観も今は自分の持ち物でもありません。

人はすぐ惑いますから
この気持ちも近い将来忘れてしまうのでしょうけど
又思いだせるように・・・・自分のメモとしてBLOGに記録します。

未来の自分へ

今日の気づきを必ず思いだし
何事があっても
しずかに対処した方が
きっと楽だよ


なんてね・・・
未来の自分へのBLOGでした