映画「世界が食べられなくなる日」 | 桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

★職業:講師 ★専門:ストレスマネジメント アンガーマネジメント コミュニケーション危機管理 ★特徴:「あたま・こころ・からだ」をととのえる ★㈱コミュニケーション・デザイン結 代表

世界が食べられなくなる日は
そう遠くない近未来なのでしょうか?
せ 

遺伝子組みかえ食物の怖さ
農薬の怖さ
放射能の怖さ

この実態をフランス、アフリカ、日本を中心に
丁寧に取材したドキュメンタリー映画です


私達の「食」がすでに安全ではないことを
映像で見ていくのですが

安全でない食の流通の過程でも
多くの命が失われていることも
私は知りませんでした

知らないことばかりを
映画で知りました・・・・

結論を押し付ける映画ではありません
こうした方が良いとか
特定の結論や価値観の強要はなく
事実が淡々と映像で私達に問いかける
そんな映画でした

映像技術が高いので
美しく撮影されています

日本がたくさん出てきますが
フランス人が撮った映画の中の日本は
外国人のように見えてしまい

自分たちを客観的に眺めている気もする
そんな不思議な感覚も感じました

この現実を誰かのせいだと叫んでも
何も元には戻りません


私達はきちんと見てこなかった色々な問題のツケを
私達は今だけじゃなく未来の先まで
永遠とツケを払い続けるのです

チェルノブイリの事故の後に生まれた
子供たちの今の現実はショックでしたが・・・
あの事故のことも、そのあとのことも

NOとハッキリ言わないで他人事にしている私達は
結局YESと意思表示しているのと同じです

今地球が迎えている危機は
私達の無知や無自覚が引き寄せたことなのだと
痛いほど感じる映画です


福島の未亡人の方がこう言っていました

福島だけの問題ではない
世界の問題は皆の問題だと思う

だって

空も海もつながっているのだから・・・

ぜひ見て頂きたい
大切な映画です