私は、話は聞いていません・・・。 | 桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

★職業:講師 ★専門:ストレスマネジメント アンガーマネジメント コミュニケーション危機管理 ★特徴:「あたま・こころ・からだ」をととのえる ★㈱コミュニケーション・デザイン結 代表

「語らずして通ずる」「語れども通じず」

言葉よりも顔の表情、視線、声のトーンだけに集中する癖がついたのは
28年経験したCA時代の習慣からだと思います。

言葉の意味をゆっくり考えている時間は、空の上にはありません。
時間が勝負です。

この時間と空間の制約が、私の弱点だった「コミュニケーション能力」を得意分野に育ててくれました。

私は話を聞けません、何故なら話の内容じゃないものに集中しているからです。人間を聴く事に神経を集中させてしまうのです。長年の癖で自然にそうしてしまいます。

感覚や感情を読み取ろうとしているので、正確な情報は聞き漏らすし、言葉の意味を取り違える事もしばしです。
私の脳は同時に二つの事はできません・・・。

膨大の情報伝達、正確な意味の理解の価値観を持っている方と「コミュニケーション」が、うまくいかない時があります。


これが私の長所と欠点ですが、これらと自分を同一化しても進歩はないので、分析という分離が必要で、戦略はこの時考える。戦略の一つは、確認で、メールでの「情報」のやりとりは、感覚や感情を読み取らないのですみますから、私は意味に集中できます。

ところが、言葉には一個一個に付属するイメージがあるので、副詞や形容詞を使われたり、感覚的な単語は、又行間から読み取ろうとするので意識がそれてしまうのです。

さらに困るのは、相手との親和性とか何かをしてあげたいという気持ちがそこで反応するときです。相手を想う気持ちから発する言動・行動は、自分の価値観の押しつけも気が付かなくなるくらい、愛情がエネルギー源なので自分の一方的な想いがそこに集中します。

うまく、それが噛みあえば「あの人の言葉ではっとして目が覚めた!」とか感動的な展開になります。つまりパラダイムの転換のような事が起きるのだと思います。でも、それは滅多にある瞬間ではなく、さらに「自分が」とか「自分のエゴ」からの言葉では、それは起きないのだと思います。

無心になる瞬間とは「意識」が抜け落ちた時ですから、無意識でぽろっと出た言葉が有効なのかもしれません。相手を想っているという一方的な愛情で、相手の言葉を分析して論破しようとして自分の価値観を相手の価値観の上に上書き保存をしてしまう場合、コミュニケーションは一瞬で破たんしてしまう気がします。

子どもが思春期の頃・・・親を嫌悪するのは、こんな時かもしれないと、ふと今感じました。

長くなりましたが、今日はコミュニケーションギャップについてちょっと分析してみたくなりました。

感覚と思考

この両方とも重要で、このバランスが私が探すものですが、まだまだです。
「あたま・こころ・からだ」を結ぶのが目的ですが、これもまだまだです。

結ぶ

もっともっと感じて、もっともっと思考していきたい。

さっこれから家事をして仕事します!

今日も良い一日になりますように♪