中学3年の長女が夏に出場した吹奏楽コンクールのBlue-ray Discが手元に届き、家族で視聴しました。

↑地区大会(左)と県大会。

県大会が行われた所沢市民文化センターミューズは、そのうち一度は音楽を聴きに行ってみたいなぁと思っていた会場だったので、まさか自分の娘に連れて行ってもらえるなんて!と感慨深い気持ちで聴きに行きました。当日行ったときも、今後の講演ラインナップにツィメルマンさんやブルース・リウさんなど錚々たる音楽家が予定されていました。

↑県大会会場だったアークホール。

内部は撮影禁止でしたが、前方中央に日本最大級と言われるパイプオルガンが備えられ、豪華でありながらもホール全体は温かみに溢れた雰囲気で、音の響きもとても美しく感動しました。

(↓Webサイトより写真お借りしました)


夏休みの最後に引退式が行われて部活動を引退してから、それなりに時間が経っていたので、長女は「おー、懐かしい!!後輩のコとか元気かなぁ。。」と嬉しそうに映像を観ていました。


娘の中学の吹奏楽部は、ほんの数年前まではコンクールで県大会を目指すような雰囲気では無かったそうで、吹奏楽部に力を入れてる訳でもない普通の公立中学で、5年ほど前に顧問の先生が替わってから、一昨年に初めて地区大会で金賞を獲得し(この時は県大会へは進めない、いわゆる「ダメ金」という賞らしいですが…)、それ以来、本格的に県大会を目標に掲げるようになったそうです。昨年もダメ金で悔しい思いをし、今年こそはと強く熱い気持ちで目指した大会でした。

その矢先、これまで牽引して下さった顧問の先生が4月から別の学校へ異動になり、子供たちは大きなショックを受け、副顧問の先生方が外部講師の先生に指揮をお願いするか等の可能性を探ってくださり、短期間に波乱を乗り越えた先の素晴らしい成果でした。県大会でも立派な演奏で、初出場ながら銀賞をいただきました。

強豪校とはまた全然違う物語や大変さがあるだろうなと思いました。


中3の夏休みの部活動は、塾の夏期講習と時間が重なる日々もあり(多くの部活は夏休み前で引退している為)、部活から帰宅すると塾にもお弁当を持って出掛け、塾の授業が終わってからは、遅刻して受けられなかった分の補習を夜遅くまで残り…、そんな猛暑を頑張って過ごしていたなと、しみじみ思い出されました。


中学生の部活は、大人になってみれば、人生において、ほんの一時期の遠い記憶ではあるけれど、一度きりの一生の思い出にもなる。そのことを彼女自身わかるようになるには、まだまだ先の話だと思いますが、少なくとも私から見て、きっと彼女にとって宝物のような思い出になっていくだろうな、と思える時間を過ごせたことは、私にとっても大きな喜びです。これからの残りの中学校生活も、元気に過ごして欲しいなと願っています。



ところで、所沢市民文化センターは周囲の景色も文化的な香りがして素敵でした。また行きたいです。