この土日(4/30〜5/1)で、久しぶりに大阪の夫の実家へ帰省しました。コロナ以降は、家族4人揃っての帰省は初めてでした。


出発当日の土曜日は、午前中に長女の部活があった為、長女の帰りを待って東京駅へ移動、新幹線で夕方に新大阪へ到着しました。

夫の実家に着いたらすぐ、家族4人でお墓参りをしました。コロナ禍でなかなか大阪まで来るタイミングが難しかったですが、思い切って来ることができて本当に良かった。しばらく会わないこの3年ほどの間に、子ども達は大きく成長しています。成長期に入る前の可愛らしい姿とはまた別の生き物のように感じられたかもしれませんが、そんな現在の姿を見せることができて何よりでした。

実家の皆さんとお食事や歓談をして、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいました。

数時間後には皆さんとご挨拶をして、家族4人で天王寺まで移動し、ホテルに宿泊しました。実家の皆さんは、本当にあたたかく迎えてくださって、ただただ感謝です。数時間での別れがとても名残惜しかったです。

次にみんなで会えるのはいつでしょうか。コロナの心配がなくなって、ゆっくり会える日が訪れることを願いたいと思います。


翌日は、まず天王寺で「あべのたこ焼き やまちゃん」へ行きました。

見た目で味が伝わらないのが残念ですが、本当に美味しいんですよね…私は写真左の↑何もつけずそのままの味を堪能するたこ焼きを注文しました。外はカリッと中はトロリ。お出汁の味が効いていて、本当に美味しいんですよね(しつこいですが何度でも言いたいです)。


次に、大阪一の繁華街である心斎橋筋周辺をぶらぶらと歩きました。とにかく人の多さにびっくりしました。現在の東京よりも人出が多いのでは!?と思いました。活気があって、The 大阪!な雰囲気を堪能できました。

写真には撮りませんでしたが、橋を降りて道頓堀沿いの遊歩道も歩きました。道頓堀を間近に感じながら、下から見上げる両岸の景観も賑やかで、大阪に来たなぁ!と感じられる良いものでした。



更に移動して、万博記念公園へ。

最寄駅を降りると、緑の中にそびえ立つ太陽の塔。

東京・青山にある岡本太郎記念館や、川崎・生田緑地にある岡本太郎美術館は家族で行ったことがありますが、万博記念公園は初めてでした。

↑後ろ姿は、こんな感じ。太陽の持つ、ダークな裏の顔?のような。内部にも入りたかったのですが、あいにく当日券は完売でした。

万博公園内ではフェスが開催されていて、お笑いや演奏などのイベントで多くの人が集まり、盛り上がっていました。


隣接するEXPO CITYには、高さ日本一という観覧車があり、せっかくなので家族で乗りました。

想像以上に高度感がありました。さすがにやり過ぎでは!?と感じる高さで、高く上がっていくにつれて恐怖が増して、お腹が痛くなるような感覚がありました。

↑床がスケルトンになっており、恐怖感を助長するような効果があるのでは、、、。


観覧車を降りると、すぐに新大阪へ向かわなければならない時間になりました。早足でしたが、改めて大阪の有名どころを観光できてとても楽しかったです。

夫は更に2泊して、地元のお友達に会ったり、ゆっくりと過ごせる予定。

子ども達は5/2が学校なので、母娘3人で先に埼玉へ帰りました。


それにしても、新幹線での長時間移動も、子ども達は今や大人と同様、各々静かに過ごすようになり、本当に楽になりました。

かつては、泣き続けたり、動き回りたがる年齢を、なんとかあやし続けたり車両の中を行ったり来たりと、どうにかこうにか2時間半をやり過ごしたものだなぁと、ふと思い出しながら、私自身もゆっくり読書をして快適に移動時間を過ごしました。


今回、新幹線のお供に選んだのは、若い頃に読んで感動し、以来ずっと好きな、宮本輝さんの『彗星物語』。大家族の家に、ハンガリーの留学生がやって来るホームドラマで、世代問わずとても読みやすい作品です。

生きる者はみな「突如、彗星の如く」。物語の後半から何度も涙がぶわっと込み上げて、堪えるのに気を張ってしまいました。

物語で交わされる会話も関西弁なので、帰りは特に、滞在した大阪各所で耳に入った関西弁の響きがふわっと思い出され、旅の余韻に浸ることもできるような読書時間となりました。