2年近く前から始めたピアノ教本『ツェルニー40番練習曲』が、今日のレッスンで全40曲を修了しました。


長かった…この『40番練習曲』は、子供の頃、前半のほうだけ習った時点で、ピアノを辞めてしまいました。2019年にピアノレッスンへ通い始めた時には、まず『30番練習曲』からさらい、そのまま『40番練習曲』の途中までは苦に感じることもなく進んだのですが、後半の20曲が途方もなく長く感じました…今は、何という解放感(笑)



人生において、中途半端にやり残した事が数え切れないほどあるとしたら、そのほんの小さな一つを、自分なりにすっきりさせることができたという、ささやかな自己満足です。


あるいは、30年余り前の忘れ物を思い出して、取りに行ってきたような感覚かもしれません。実際、大学生くらいになった頃以降は、登山やトレッキング、ジョギングなどアウトドアな趣味が続き、更に結婚、出産、子育て時代へと入り、ピアノやクラシック音楽の事は生活からほぼ忘れられていました。大病さえしなければ、今頃マラソンでも目指していたのではないでしょうか。

巡り合わせとは、不思議なものです。



今後、ピアノで何かを目指すわけでもないので、一曲ずつの仕上がりとしては速度も足りませんし、出来が良いわけでもありませんが、次へ進みます。


次はバッハのインベンションとシンフォニア。こちらも、子供の時にインベンションの何曲かを習っただけで、殆ど覚えていません(笑)
いろいろな学びを楽しみながら、頑張りたいと思います。