ビスタリー パロパロ ル・シーナのブログ

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まぁず ほだんぬ 急がねで ゆっくり してがっしで!

みなさん!こんつわ!チョキ宮城県県南在住のシ・シーナです。

僕自身の出来事や気になったことを中心に書かさせていただきます

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すいませ~ん
ブログさぼってました。
猛暑が続いていますので避暑地の話をしましょう。
2回シリーズで尾瀬ハイキングのお話を紹介をさせていただきます。
ボラ仲間による尾瀬が原ハイキングはひょんなことがきっかけだった。
1年以上前になるが被災地の災害ボラ支援が縁でチームができた。
全国からいろんな方が被災地に支援に入った。
いち早く現地入りした自衛隊員や消防隊員はさておき、バリバリのサラリーマン、公務員、自営業、公営競技の選手、学生や職人、リタイヤした人、アチラ系の怖い人・・・若い人にお年を召した方、職業や性別、社会的地位や名誉に関係なくとにかく沢山きた。
当然僕らのチームもいろんな職業の方が集まった。
その中に妙高山や尾瀬ナショナルパークでボランティアのガイドをやっているノッポさんがいたのだ。
かれは酒も飲まないのに毎週毎週僕らの為に、地元新潟から高級日本酒を買ってきてくれるのだ。
若いときにしこたま飲んだようで、俺は一生分飲んだと自負し、君らに飲ませたいんだといってくるたびに違う銘柄の酒を買ってくるのだ。
地元の僕はちゃっかり、そのおいしい地酒を期待したり、リクエストしてたりした。
彼はすでにリタイヤ組で仕事からの拘束はない。
いわば人もうらやむ自由人だ。
彼がやってくるのは朝方(とはいっても早朝)でテントをそ~とめくって寝ている僕を確認するとそ~と自分のテントに帰っていくんだ。
僕がテントにいることを確認すると安心するらしい。
僕が寝ぼけ眼でゆっくりテントはら這い出すと見覚えのあるテントが、いつもの場所に設営されている。
おお~ッ!のっぽさん来たな。
そしてみんなに触れ回るのだ、みんな~ノッポさん来ったど~!
チームのみんなは絵顔でノッポさんを迎えるのだ。

そして僕らの活動はいつも一緒だった。
山男なので災害支援は手慣れている。
能率よくてきぱきと仕事をこなす。
大きな体なのに器用に体を折りたたんで、僕らと同じ量の力仕事をガンガンやるのだ。
大きくてパワフルでそんでもって優しい笑顔で語りかけてくれる。

そんな彼に欠点がある。
それは、僕のチームにBOT君といってこれたまたノッポのやせっぽちが絡むんだ。
BOTのネーミングの由来は、外国かぶれのロッカー・・・ではない。
三重の同僚から「ぼやきおやじ」の称号が与えられた。
BOYAKI OYAJI TUGE 頭文字をとってBOTだ。

ボランティアで行く先々でボヤイているのである。
僕らにボヤキ、自分にボヤキ、こともあろうことか家主にもぼやいている。
本人は文句ではない、会話してるだけや、と言っていたが、東北人が聞くとボヤキ以外の何物でもない。
このBOTと同じ欠点がある。
それは風呂がチョー早いということだ。
カラスの行水なんてもんじゃない。スピードは新幹線こまち並み。宇宙でいうなら「はやぶさ」クラス。
被災地に自衛隊風呂があったんだが、順番がきてやっと湯船に入ったかなと思うと、そそくさと上がり服を着始めている。
どこを洗ったんだか?と誰もが不思議に思うのも無理はないだろう。
BOTにつられてなのかノッポさんもこれまた早いのである。
失礼だが石鹸を使って体を洗ったのを見たことがない。
よく言えば、非常にスピーディで卒がない、目にも止まらぬ速さで入浴し、洗髪し洗顔し、ボディを磨く・・・平民の僕らに見えないのだ。
湯船につかり、今日の床もぐりはきつかっただの、庭のヘドロが固くスコップが刺さらなかっただの、苦労話をしていると、彼らは脱衣所でステテコをはき、お先に・・・などと言ってテント村に帰ってしまうである
誠にもってたまげるのである。

前置きが長くなった。
そういうわけでノッポさんとは同じチームのボラ仲間で、いつかボラ仲間をつれて尾瀬にいくことが夢になっていたのだ。

六月といえば梅雨入り、当然雨降りの日が続く。
雨の尾瀬もいいもんだよ・・・などとカラ元気を仲間に言いふらし、落ち込む仲間を勇気づける。竜宮小屋付近で落雷事故まで飛び込んで、いやがおうでもテンションは超低調。
さっぱりモチベーションが上がらないまま6月中旬になった。

そして6月16日(土)・・・鉛色の空、予報90%雨、やっぱし雨すか。
すでに出発した関東部隊からの情報も雨。
雨の中の出発、ひどい雨、土砂降り・・・などという雨情報がメールでガンガン飛び込んでくる。
今回の企画は関東部隊と東北部隊が尾瀬沼にある長蔵小屋で再会し、一晩をともにし翌日は尾瀬沼を周回し、第一長蔵小屋で食事をしてお別れしましょうというロマンチックなやらせ出会いである。
みんなは、水芭蕉が咲き乱れる小春日和の尾瀬を想像したことだろうな~
郡山JC-磐越道→会津若松IC→途中混雑と一方通行でのろのろ運転(イライラがつのる)
11:10桧枝岐村御池着 すぐに沼山行きのバスに乗り込む。
1150沼山峠着(沼田街道)
準備運動をしていよいよ出発だ。


 
今日はここまで。
続きはそのうちということで・・・・・
 

 

メタボのフォローアップ検診を受けることになったのは2回目。
何が引っ掛かったかっていうと、目方(重さ)と腹まわりである。
発端は去年の11月の会社の定期健康診断。
特に気にしなければならないのはコレステである。
楽々基準値をオーバー、それに血圧もちと高い。
最後は尿酸値がぎりぎりセーフ。
典型的な中年化症候群だ。
男55歳!★の10個や20個・・・・といいたいところだが、そんなに強い心は持てない。
今回は★が7個。
ん~~まずい。
やばいんでないの。
なにがやんねどだめだっちゃ。

2年前も同じ★7個だった。
この時は、大奮闘して2か月で10キロ減。
相当きつかったがやればできるもんである。
炭水化物を最小限に抑え、1週間に2回はジムでのトレーニング。
こいつを1か月続けると確実に痩せる。
もう1か月続けると痩せるスピードは落ちるが地道に痩せる。
問題は飲み会の克服と同僚や会社仲間からの白い眼。
僕の場合、減量との戦いは空腹だけではなく、気力と精神とド根性が必要だった。
そんなわけでメタボのフォローアップを受けてから、休んでいたカゲトレと山登りそれにタンパク質の摂取制限を開始した。
アルコホールの摂取制限には手を付けないという信念は変えない。
前置きが長くなったな

これより山のお話「山形神室山」 やまがたかむろさん

6月9日 雨6ミリ程度 気温10度
阿武隈山系に堂々と鎮座する蔵王連峰。
神室山は不忘山(わすれずやま)から北に向かって縦走した場合、最後の峰となる。
高さは1344mと低山で、里山のような気軽さがある。

その日は生憎の雨とガス、それに風が少々、下から吹き上げるちょっと嫌な風。
登山口の駐車場には20台近くの車があった。
普通はこのくらいの悪天候だと山登りは控えるもんだが。
山好きはそんなことはあんまり関係ないか
八丁平 
<八丁平登山口>
この時期、この山の名物であるレンゲツツジが美しい。
オレンジ色というか、グレープフルーツの果実色というか。
言葉では言い表せない絶妙な色合いがいい。
駐車場の何台かは、ツツジ目当ての愛好家だろう。

のりうつぎ
<ノリウツギ>
 レンゲツツジ
<レンゲツツジ> 

 10時48分 ハマグリ山  
  
<ハマグリでハマグリと書いてある・・・山の形から名づけられたようだ>

こんなところもあってちょっとスリリング
トラロープ 

   
 <ハクサンチドリ>                   
   
 <ドウダンの仲間>

11時41分 どしゃぶりの山形神室山
山形神室2 後姿 
 13時05分 下山 
 
この後は、青根温泉じゃっぽの湯。
数年前にリニューアルした共同浴場で完全かけ流しの施設。
地元の人も観光客も利用するので、いつもごったがえしている。
ここはなんて言ったって安い、350円だったかな~
この値段でシャンプーや石鹸もついているから驚きだ。
山歩き+温泉=至極の幸せ・・・という健康方程式はしごく、単純明快で気持がいい。
今回もいいリフレッシュになった。
しばらくは里山歩きで★印を減らそうと思ってるんだ。
まあ地道にビスタリービスタリーでやるますわ。

ネタがあるので山のお話はしばらく続けっぺ。
次回からは尾瀬トレッキングを2回シリーズでリリース予定。

不忘山の話、最終回

ガレバの山頂から北の方角に水引入道という場所がある。
春先になると雪渓が溶け、山の地形に合わせた図柄が浮き出てくる。
田んぼに水を引き始める頃になると、この水引入道には「杖つきじいさん」が現れる。
山の斜面に腰を曲げたじいさんが杖を突いた格好でお目見えするのだ。
「お~い、そろそろ田に水を引きなはれ~」などと言っているように見えるから不思議だ。
そもそも、地元の田畑に供給される水は白石川から引水するわけだが、もとをただせば蔵王連峰の雪解け水である。
昔の人は、水のありがたさを十分理解していて、水引入道さんありがとうといって崇めてたそうだ。
実は杖つきじいさんは水引入道そのものではないかと僕は思う。
 
<山頂にて・・・ピッケル・アイゼンは不要だった>
やがて水が引き終わり、春の草花が咲き始め、水田が鏡のようになった頃、「杖つきじいさん」は、少し細身になって「種まきじいさん」に変わる。
杖に見立てた雪が時間を追うごとに細くなり、やがて切れ、途切れ途切れになっていく。
ふもとから見るとまさに「種まき」に見えるのである。
入道じいさんは、満面の笑みを浮かべてこう言う「そろそろ 種まき(=田植え)してもいいころじゃ」
毎年毎年、絶好の時期に田植えができるのはみんな水引入道さんのおかげなのかもしれない。

さて、気がつくと山頂には僕一人しかいなくなってしまった。
父娘親子も山形から来た3人のパーティも下っていった。
穏やかで、ほんわり暖かくて、時折サーッと流れていく風が気持ちいい。
やわらかい日差が真綿にくるまってるようで気分がいい。
圧倒的な幸福感が僕をくまなく包む。
まるで、僕が赤子となり「えずこ」(=方言で赤ちゃんをいれるかご「ゆりかご」)に入れられ寝かせられているようだ。

まったり感を十分堪能したままの気持ちを保持したいところだが
山を下りなければならない。
後ろ髪をひかれる思いだ(・・・しかし僕は3分刈の坊主頭なので髪はない)

<振り返り ピークを望む> 

登りと違って下りは早い。
だがしかしだ、ほとんどの場合は山の事故は下りに集中している。
自分の体力を100とした場合、登りで使うのは60~70にとどめたい。
折り返し地点で十分休養し、栄養補給をすると8割くらいまで回復するようだ。
いかに自分の体力理解し、短時間で回復できるかがポイント。

一気に中腹まで下る。
心配していた体力はなんとか持ちそうだ。
足のけいれんや膝も大丈夫。
セミの声が大きくなってきたね。
登るときに一緒に合唱していたカエルの声はいつの間にか消えていた。
しょっちゅう登っている裏山のような存在の不忘山
今回も十分楽しませてもらったな。
種まきじいさんに目礼し、次の楽しみである遠刈田温泉へ車を走らせた。