先日家族でとしまえんにいきました。
下の子供は園児で、子供が一人で乗れる身長110cmに5cmほど届かず大人の付き添いが必要です。
問題は私も夫も乗り物が苦手なこと。私は勝手に「パパと交代で」と思っていたら「俺は絶対乗らないからな」オーラ全開。しかたなしにチビが乗るものくらいならと、おえ~となりながらもなんとか楽しんでいました。そこまではよかった。ある平和な家族のひと時で終わったのに。「よし、次は汽車だね」と回らないものに向かっていたら、KYな上のこどもが「あれ乗ってみたーい」と指差したのです。それはパイレーツという船の形をした大きなブランコのようなもの。ひとりで乗るには130cm必要なのですが5cm届かず。私はいやでしたが「乗りたい~乗りたい~」と遊園地でせがまれては仕方ありません。えいままよ、とせめて揺れ幅の少ない真ん中にすわり歯をくいしばりました。いざ動き出し1回目のスイングですでに後悔。しかし海に漕ぎ出した船は止まってはくれません。2回3回・・・4回5回で天地がわからなくなり失神寸前。気力で正気を保つも呼吸が小刻みになり過呼吸に。それも「過呼吸はあとでコントロールできるし」とパニックになるのをセーブ。でもいっそ気を失ったほうが楽だったかも。船がようやく岸についたとき「ママ~ごめんなさい」とKYな子供がいうほど様子が異状だったようです。千鳥足で出口を出ると夫が「大丈夫?顔まっさおだよ」ですって。大丈夫なわけないだろう。と叫ぶこともできずとりあえず座って過呼吸を止めました。せめてもの救いは下の子供が心配して、ひとりでほおばっていたクマさんカステラを、私の口に入れようとしたことでした。「ありがとう、ほんとに心配してくれるのは君だけだよ。でもそれは今食べられないの。ごめんね」と心で抱きしめました。え?上のお子さんもしょぼくれていたでしょう?やつはKYだけに「怖かったけど楽しかった~」だそうです。次は○○ちゃん(友達の名前)と乗りたいらしいけど、あんた達があと5cmずつ大きくなるまで遊園地は封印しますから!!!!