1月の全日本卓球選手権大会が終了し、
その結果を踏まえ、パリ五輪出場選手が発表されました。
団体戦に加え、シングルス出場権を得たのは、
男子:張本智和、戸上隼輔
女子:早田ひな、平野美宇
団体戦のみの出場となるのが
男子:篠塚大登
女子:張本美和
東京五輪において、
混合ダブルスで金メダル、女子シングルスで銅メダルを獲得した
伊藤美誠選手は、五輪出場ならずという結果に。
伊藤選手は、
シングルス出場権を逃したあとや、リザーブ選手の可能性についての発言で
世間ではどうこう言われたようですが、
今は、もうすぐ始まる世界選手権(五輪出場を賭けた試合)に向けて
気持ちを切り替えているようなので、
がんばってほしいですね。
それにしても、
五輪出場選手が決まるまでの戦いは、相当過酷だったと思います。
パリ五輪代表者選考にあたり、
これまでのような、世界ランキングを基準に選出するのではなく、
日本卓球協会が独自に設けたポイントシステムを導入。
2022年の全日本大会翌日~2024年の全日本大会まで、約2年間、
選ばれた16人でポイントを競い、
その総合ポイント数で選ぶことになりました。
ポイントの対象となる試合が、
国際大会では
アジア競技大会、アジア選手権、世界選手権
上記以外の国際大会(2023/1/30~2024年1/21)
国内大会では、
全日本選手権大会
オリンピック選考会(計6回)
Tリーグ(日本での、複数のチームによる卓球リーグ)の団体・個人戦
となります。
国際大会は、これまでとほぼ変わらない感じですが、
国内大会は、厳しいですね。
6回の選考会は、選ばれた16人による試合で、
毎回、全日本大会のようなものだし、
それに、Tリーグの成績?
何で、Tリーグの成績が必要なのか、まったく理解できない。
個人戦はともかく、
団体戦では、同じチームの選手とは当たらないし、
出場の機会が平等とは言えない。
不平等性が高いTリーグを選考の条件に入れるなんて、
選手の負担が増すだけでは?
それでも、ポイントを稼ぐために、
選考会もTリーグも出なければならない。
その上で、国際大会に出て、
少しでも良いシードを得るため、世界ランクを上げなければならず…
で、超ハード。
こんな過酷な選考方法を用いたのは、
コロナ禍で、世界ランクの基になる国際大会が少ない
国際大会には、世界ランキングの上位者しか出場できない➔公平性を欠く
というのが理由のようですが、
これでは、自分の課題に取り組む時間がなくなり、
体を壊したり、ケガを負うリスクも高まります。
次回のオリンピック選考では、
出場を狙う選手の方たちが、
十分な練習時間が取れるような選考方法にしてほしい。
最後に
もうすぐ始まる世界選手権大会(団体戦)。
男女とも、パリ五輪出場権が取れますように!!