なんだか難しめのタイトル。
でも、たぶん誰もが知っているであろう温故知新(おんこちしん)なので、軽い気持ちで捉えてください(笑)
温故知新とは、「故きを温ねて新しきを知る」。
要約すると、「前に学んだことや昔の事柄をもう一度調べたり考えたりして、新たな道理や知識を見い出し自分のものとすること。古いものをたずね求めて新しい事柄を知る意」です。
オーディオの要である、プレイヤー(ナビ含む)、DSP、アンプ、スピーカーなどの様々な機材には、それぞれ異なる歴史があります。
ですが、再生機であるプレイヤー(ナビ含む)を除いて考えると、実は全てスピーカーを鳴らす(動かす)ために存在しているということがわかります。
ってことは、もしかしたらオーディオの歴史はスピーカーを鳴らすことを目標に進化してきているのかもしれません。
直接人間に働きかける(音を伝える)機材はスピーカーなので、そのスピーカーをしっかり鳴らすことに注力しているというのも、あながち間違っていないような気もしますよね。
ですが、そんなスピーカー側も原理や構造こそは変化せずとも製品としての進化を続けてきているために、ある意味"いたちごっこ"になってるのかもとか考えてしまうと少し笑えてきます(笑)
スピーカーの歴史は100年ちょっと。
この100年が長いと思うか短いと思うかは人それぞれかもしれませんが、前述のように基本的な原理や構造が変わることなく100年以上経過している事実をどう捉えるべきなのかについては正直分かりません・・・。
古臭いものなのか、革新的だったからこそ変わる必要がないのか、それとも同じようなものはどうやっても作れないのか、いったいなんなんでしょうね~(笑)
ちなみにテレビの歴史ですが、ブラウン管と呼ばれるものが発明されて今年で119年になります。
ブラウン管の歴史とスピーカーの歴史はほぼ同じですが、テレビはリアプロジェクター、プラズマ、液晶、有機ELなど、目的は同じでも原理も構造も異なるものがいろいろ開発されていたりします。
てな感じで、こうやっていろいろ考えてみると、「100年以上も変わらぬ機械」を今でも「どうやって鳴らすか」「どうやって良い音を出すのか」などと一生懸命になっている私たちのようなオーディオ屋さんって・・・(笑)
まぁ、笑っておいてください!
と言うことで、進化はすれど原理と構造が変わることのないスピーカーを、新しい技術と最新プログラムが融合した、プレイヤー(ナビ)、DSP、アンプを用いて、最高の音を再生させるオーディオシステムは面白くて仕方がない大人のおもちゃ(笑)であることは間違いありません!!
特に狙った音や、再現したかったものが音として現れたときは、誰もが自然にニコニコしちゃうんです!
オーディオの醍醐味って、やっぱりコレです(笑)
お車を買った時についている純正オーディオのままご使用されている方も、試しにスピーカーだけでも交換してみるだけで昨日とは違う車になると思いますよ!
古いものをたずね求めて新しい事柄を知る。
ぜひお試しください!