車内静音・デッドニングの基本 その6 | クァンタムの「車内快適空間創造計画!」

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さて、ボンネット、フロアー、ルーフと進めてまいりました""ですが、本日はトランク及びトランクゲートについてご案内したいと思います!

 

1BOXやワゴン、ミニバンなどは、車内フロアーとトランクフロアーは繋がっているので基本的な考え方はフロアー施工と同じものであると言えますが、セダン車などはリアシートで遮られているために別の空間になります。

 

また、別の空間でありがなら耳よりも後方に位置するため、ミドルクラス以上のセダンですと言うほど気にならないポイントになると思います。

 

しかしながらトランクゲートは高速走行時の風の巻き込みの影響も多く、更にその音がトランク内で反響することで耳につく原因になります。

 

 

 

 

ミニバンや1BOXの場合には、ほぼ垂直に立ち上がるトランクゲート(ハッチバックドア)が大きく空気を巻き込むので、当然ながら面音源となってしまうことでかなりうるさく感じるポイントかと思います。

 

雨天走行時に走行時の水ハネが原因でトランクゲートが思いっきり汚れてしまう経験があるかと思いますが、それらも風の巻き込みによるものになります。

 

 

ミニバンや1BOX車であれば、トランクゲートは外鉄板、内鉄板、トリム(内張り)の三層構造になっていますが、セダン等の場合には以前お話したボンネットフードと同じ構造ですので、外来ノイズの影響も比較的大きいと考えられます。

 

そして、こちらもルーフのように平面積が大きいので、紫外線の影響による車内温度上昇の大きな原因にもなっています。

 

 

それらの対処方法としては「制振」「吸音」「遮音」と、他のポイントと同様の処理を行うのですが、開閉の構造上、あまりやり過ぎると開閉が大変になりますし、開けているつもりが勝手に閉まってきてしまうなどの危険性が伴うので、実際に施工を行う際にはダンパーの反発力を考慮に入れた重量調整が必要になります。

 

そして、風の巻き込みによるバタつき音の他にも、マフラーの排気音も同時に抑制することができるので、そう言った意味でも耳障りになる該当音がある場合には施工を検討していただければ幸いです。

 

 

基本的には、フロアとルーフ、そしてボンネットがガツンと効果を発揮する3ポイントですので、トランク内部やトランクゲート、各ピラーなどに関しては、気になる箇所もしくは気になる音が見付かってからの対処でも問題ないと思います!

 

 

と言うことで、ドアを除く大きな施工ポイントを4回に分けてご案内させていただきました。

 

トランク関連箇所に関しては、布団や毛布などの吸音する素材や、スペースを専有する荷物を積載した際に「いつもより静かだな」と感じられる車両の場合には施工するべきポイントです。

 

楽しいドライブの会話が進み、同乗者を含めた全員がストレスの少ない運行を可能にするために、車内静音施工をぜひご検討くださいませ♪