前回に引き続き「初めてのハイレゾ 基本編」進めて参ります!
初めてのハイレゾ 基本編 その1はこちら
愛車のオーディオシステムで再生するための基本的な接続パターンのご説明をしていきましょう!
① 外部入力端子にイヤフォン出力を接続する。
② ハイレゾ対応DAC(デジタル・アナログコンバーター)を用いて接続する。
③ ハイレゾ対応DSP(デジタルオーディオプロセッサー)を用いて接続する。
② ハイレゾ対応DAC(デジタル・アナログコンバーター)を用いて接続する。
2回目の今回は、スマートフォン単体、もしくはDAP単体でイヤフォン出力などから直接既存オーディオの外部入力へ接続した際に、ハイレゾ音源の特徴である広いダイナミックレンジと広帯域再生の利点が失われてしまうなどの十分な信号伝達が不可能であった場合や、ハイレゾ音楽データのフォーマットに関わらず全ての音楽データを再生したい場合などに必須となるDAC(デジタル・アナログコンバーター)を導入するパターンのご案内です。
このパターンであれば、基本的にDAPの出力方式に関わらず全ての製品を最適な状態で接続することができるようになります!
カーオーディオ用でDDC(デジタル・デジタルコンバーター)、DAC(デジタル・アナログコンバーター)の両方の機能を備えているものは現時点で オーディオテクニカ AT-HRD5 に限定されるために選択の余地もありませんが、この製品が必要十分で有りながら汎用性と発展性を兼ね備えた優秀機ですので、選択肢がないことは特に問題では無いかもしれません(笑)
デジタルトランスポート AT-HRD5 製品案内は↑画像をクリック
まずこの オーディオテクニカ AT-HRD5 は、USB、S/P DIF(TOS/CAX)のデジタル入力があります。
USB入力は、USB出力が可能なスマートフォンやAppleの端末を、S/P DIF(TOS/CAX)は、光デジタル出力や同軸デジタル出力が可能なDAP端末などを接続でき、それらの入力をDDCとしてハイレゾ対応DSP(デジタルサウンドプロセッサー)へ接続したり、DACとしてRCAピンによるアナログ出力として既存オーディオシステムの外部入力へ接続したりできます。
DDCとして使用される場合には192kHz/24Bitのデジタル出力(S/P DIF)まで、DACとして使用される場合には384kHz/36Bit(PCM)まで出力可能です。
つまり、純正オーディオや純正ナビ、市販ハイレゾ非対応ヘッドユニットなどでも、この オーディオテクニカ AT-HRD5 をDACとして使用することで、高品位なハイレゾ音楽データを存分に楽しんで頂くことができると言うことになります!
また、そのような使い方をしている場合であっても、ハイレゾ対応DSPを追加することでDDCとしての接続も可能となり、調整機能と合わせて既存オーディオのサウンドも劇的に向上させるなどの発展性も視野に入れることが可能となる、非常にフレキシブルな製品でもあります!
カーオーディオ用に拘らなければ、手持ちのハイレゾ音源再生機の出力形態に適したハイレゾ用ポータブルアンプなどでも同様の役割を持たせることができますが、ポタアンの場合には充電式のものが主となるために車内での使い勝手が今ひとつだったりするので、ここは一つカーオーディオ専用としてお考えになられた方が宜しいかと思います。